「土偶」に自身を重ねたセルフポートレート、やまもとひさよ『土偶の私』展

やまもとひさよの個展『土偶の私』が11月11日から奈良・Gallery OUT of PLACE NARAで開催される。

2003年から関西を拠点に活動しているやまもとひさよ。「映画への偏愛」「友情の残虐性」「お姫様変身願望」といった自身の趣味や内面の苦悩、夢想などをテーマにした写真作品をこれまでに発表している。

『土偶の私』展は、『土偶の私』『かけら』『縄紋』の3つのシリーズから構成。自身の肉体やヌードを被写体にして、土偶に「女性」であるやまもと自身を重ね合わせたセルフポートレートを発表する。偶像である土偶の姿を借りて、女性や美術家として現代社会で感じる「痛み」を表現することを試みるという。