中条あやみが「奇跡の声」の歌姫に、漫画『覆面系ノイズ』実写映画化

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2016年11月24日 11:11  CINRA.NET

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仁乃役を演じる中条あやみ、仁乃原作ビジュアル ©2017「覆面系ノイズ」製作委員会 ©福山リョウコ/白泉社・花とゆめ
福山リョウコの漫画『覆面系ノイズ』が実写映画化され、2017年秋に公開される。

『花とゆめ』で連載中の『覆面系ノイズ』は、歌が好きな主人公・仁乃が、幼い頃に初恋の相手・モモ、曲作りをする少年・ユズと離ればなれになり、高校生になって人気覆面バンド「in No hurry to shout」に所属しているユズと再会するというあらすじ。ユズに誘われてバンドのボーカルとなった仁乃が、モモとの再会を信じて歌い続ける様が描かれる。

気持ちが昂ぶると思わず叫び出してしまうため、マスクを常用している仁乃役を演じるのは中条あやみ。監督を『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の三木康一郎が務める。撮影は11月にクランクインし、完成は2017年春の完成を予定している。

中条は「奇跡の歌声」を持つ仁乃役を演じるにあたり、8月からボイストレーニングを行なっているほか、ギターにも初挑戦。役作りについて「最初は人前で歌うことになれなくて小さい声でしか歌えないところから始まったのですが、ボイストレーニングをして回数を重ねるごとに声が出てくるようになったりニノの印象的な声っていうのはどんなものかと考えながらそこに向かっているうちに、人前で歌うこともだんだん楽しくなってきました」とコメントしている。

■中条あやみのコメント
初めて三木監督と、皆さんとお会いした時から絶対素敵な映画になると感じました。
同時に、音の持つ力を改めて素晴らしいと感じる作品でもありました。溢れ出す想いを秘めたニノが歩む初恋、青春、恋愛...物語のすべては、この音から始まる気がします。
私自身、音楽がすごく好きで聞いたり歌ったりすると気持ちが落ち着く感情などニノと共感できる部分も多く有栖川仁乃役を演じる事が出来てとても嬉しいです!
どのシーンも好きなのですがライブのシーンは特にかっこいいので皆さんと力を合わせて全力で頑張ります!

■三木康一郎監督のコメント
青春…、恋愛…、そして音楽。個人的に大好きです。いいおじさんになってしまった私ですが、もう一度、高校時代を思い出すようにこの作品に取り組んでいます。こういう青春の微妙な恋心を描く場合は、小手先ではなく、正面から
自分が経験したことをぶつけるのが、映画にチカラを与えることだと思っています。なので包み隠すことなく自分がやりたかったことや、やってきたこと、思っていたことなど、ストレートに表現したいと思っています。
原作はとてもスピード感があって、ビジュアル的。でも、せつなくて、でも、温かい。そんな完成された原作を実写にするにあたり自分なりに出した答えは、やはり、真摯に向き合うことだと思っています。ワンシーン、ワンカット、ひとつひとつ丁寧に、撮っていく。そうすれば必ず、いいものができると信じています。
主演の中条あやみさんとは、はじめてお仕事しますが、とにかくかわいい。さらに自然体。さらにオーラがすごい。(笑)若く、経験も少ない彼女ですが、そのぶん、熱意やパワーそして新鮮さがある。そんな今の彼女が持ち合わせている魅力を出し惜しみすることなく、みなさんに見せられればと思っています。クランクイン前にも関わらず、彼女には歌の練習や、身のこなし方など、たくさん練習してもらっています。吹き替えなしで、しっかり歌って、見てくれるみなさんのド肝を抜きたいと思っています。熱唱する彼女にも注目して下さい。
この覆面系ノイズは、若い人に向けた映画です。しかし私は大人にも届くものにしたいと思っています。若いときの清々しい気持ち。そんな心をこの映画を見て少しでも思い返してくれたらと思っています。

■福山リョウコのコメント
映画化のお話が進むにつれいろんなことが決まってきても尚「これは現実なのか…」とずっと不思議な気持ちだったのですが、覆面系の登場人物として動くキャストの皆さんを前にしたらふわーっとしてた気持ちが地面にすとんと着地しました。
ニノを演じてくださる中条さんはびっくりするくらいニノそのままなので、漫画から飛び出て来た感覚を皆さんにも早く味わって頂きたいです。
三木監督は本読みでお会いした際キャラ達の心情と動きをびっくりするほど把握してくださっていたので、そんな監督が覆面系をどう描くのか、私自身とてもとても楽しみです。
そして映画というこんな機会をくださった読者の方々、本当にありがとうございます。
公開は来年なのでまだ先になりますが、映画「覆面系ノイズ」をどうぞよろしくお願い致します!
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