國村隼が韓国の映画賞で2冠、「よそ者」の謎と村の怪奇殺人描く『哭声』

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2016年11月28日 20:21  CINRA.NET

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『哭声/コクソン』 ©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION
映画『哭声/コクソン』が、2017年3月11日から東京・シネマート新宿ほかで公開される。

『チェイサー』『哀しき獣』などのナ・ホンジン監督による新作となる同作は、素性不明の「よそ者」の男が平和な田舎の村を訪れ、男についての噂が広まるにつれて村人が自身の家族を残虐に殺害する事件が多発していく、というあらすじ。殺人を犯した村人は必ず肌が湿疹で爛れ、言葉を発することができない状態で殺人現場にいるという共通点を持つ同事件を担当することになった村の警官・ジョングの姿が描かれる。

娘に殺人犯と同じ湿疹があることに気づいたことから、娘を救うために男を追い詰める主人公・ジョング役を演じるのはクァク・ドウォン。村人を惑わす「よそ者」の男役を國村隼が演じるほか、ファン・ジョンミン、チョン・ウヒらがキャストに名を連ねる。

なお同作は11月25日に発表された韓国の映画賞『第37回青龍映画賞』で監督賞を含む5部門を受賞。國村は男優助演賞と一般投票で選ばれる人気スター賞の2部門に輝いた。

『青龍映画賞』史上初めて同映画賞で賞を受けた國村は、授賞式の壇上で「韓国で初めて撮った映画でこんなふうに賞をもらえるとは思っていませんでした」「韓国の現場は監督を頂点として俳優やスタッフがプライドを持って映画を作っていました。俳優とスタッフの高いプライドが韓国映画の原動力だと思いました」とコメントした。
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