ブリューゲルの『バベルの塔』24年ぶりに来日、ボスの初来日作2点も

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2016年11月29日 20:01  CINRA.NET

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ピーテル・ブリューゲル1世『バベルの塔』1568年頃 油彩、板 Museum BVB, Rotterdam, Netherlands
『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―』が、2017年4月18日から東京・上野の東京都美術館で開催される。

16世紀のネーデルラント派を代表する画家ピーテル・ブリューゲル。人々の暮らしや民話、寓話をモチーフに、素朴さの中におかしみや批判的視点を織り込んだ作品を発表した。

同展では、ブリューゲルの代表作の1つである『バベルの塔』を日本で24年ぶりに展示。ブリューゲルはバベルの塔を題材に少なくとも3作品を制作したとされるが、現存するのは同展で展示されるオランダ・ロッテルダムのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館所蔵の『バベルの塔』と、オーストリア・ウィーン美術史美術館に所蔵されている『バベルの塔』のみだという。

また会場では今年で没後500年を迎え、ブリューゲルにも影響を与えたとされるヒエロニムス・ボスの油彩画『放浪者』『聖クリストフォロス』を日本初公開。さらにボスの画風を模倣して「モンスター」を描いた版画作品や、同時代に活動したネーデルラントの作家による彫刻や絵画も紹介される。
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