同作は『大藪春彦賞』を受賞し、『本屋大賞』にもノミネートされた沼田まほかるの同名小説をもとにした作品。余命わずかな父の書斎で見つかった、事実か創作かわからない殺人者の手記をきっかけに、宿命に翻弄される女性の人生と愛を描いた作品だ。
「人間の死」を心の拠り所にし、殺人から逃れることができずに葛藤する女性・美紗子役を演じるのは、吉高由里子。映画『僕等がいた 前篇・後篇』以来、約5年ぶりに映画で主演を務める吉高は、「私が演じた美紗子は、なかなか共感しづらい部分もある難しい役でしたが、久しぶりの映像作品で貴重な経験をさせて頂きました」とコメントしている。メガホンを取ったのは『君に届け』『近キョリ恋愛』の熊澤尚人。完成は2017年夏頃を予定している。
■吉高由里子のコメント
初めて殺人者を演じます。
私が演じた美紗子は、なかなか共感しづらい部分もある難しい役でしたが、久しぶりの映像作品で貴重な経験をさせて頂きました。
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■熊澤尚人監督のコメント
今回の主人公は、本当に大変難しい役どころではありますが、吉高さんの繊細かつ大胆な演技力のおかげで、今までにない、美しくも悲しい殺人者を表現できたと確信しております。是非ご期待下さい!