歌手アーロン・カーターが、このたびイリノイで開催されたショーの最中にステージで暴行を受けた。その理由は、アーロンが軽率に放った人種差別を彷彿とさせる発言だったという。
かつての超人気アイドルでありながら、元恋人ヒラリー・ダフに対する未練タラタラ発言、
ジャスティン・ビーバーに関する「俺のスタイルを継いだだけ」発言、また「俺はマイケル・ジャクソンにバトンを渡された男」発言など自信過剰な態度で多くのファンを失ってしまったアーロン・カーター。しかし今は音楽にも精力的に取り組んでおり、米時間17日にはイリノイ州でショーを開催した。
だがこの日は、あるトラブルが発生した。芸能情報サイト『TMZ』の公開した動画を確認すると、オープニングアクトのメンバーの男がふざける、携帯電話をつかむ、パフォーミング中のアーロンを録画するなどしたためにアーロンは苛立ち、セキュリティスタッフに「コイツをつまみ出してくれ」と依頼したのだ。しかしその際、たまたまヒスパニック系だったこの男に対してアーロンはこう声を張り上げた。
「じゃあな、フェリペ。」
迷惑な相手の去り際に「Bye Felicia」と言うことがあるが、男性がヒスパニックだったためかアーロンは名前をフェリペに変更。これにキレた男は会場から放り出されたというが、怒りがおさまらずに会場を再訪。ステージにいたアーロンに襲い掛かったといい、この騒動でコンピュータやスピーカーが破損したという。
その後アーロンについては「流血し病院に運ばれた」と報じられ、現在は警察が介入し捜査中とのこと。アーロンは後に、Twitterでこのように報告した。
「今は全て順調だ。警察も捜査段階にある。」
またアーロンは「フェリシア」を男性名バージョンの「フェリペ」に替えただけとも釈明し、さらに自分のバンドには黒人やイタリア人もいるとして差別主義者との批判を強く否定している。
出典:https://www.instagram.com/aaroncarter
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)