たけし、タモリ、さんま…“お笑いビッグ3”の誰にいちばんなりたいか?

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2017年02月25日 01:00  citrus

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東スポWebによると、2月22日に放送された『チマタの噺』(テレビ東京)に出演した演出家のテリー伊藤(67)がお笑い界の「BIG3」について語り、(その3人が)歴史上の人物と同格であると定義した。

 

もう少々詳細を述べてみると、

 

MCの笑福亭鶴瓶(65)とのトークがすすんでいくうち、話題がビートたけし(70)・明石家さんま(61)・タモリ(71)についてへと展開。そこで鶴瓶が

「(たけしは)歴史上の人物ですよ。伝説が動いてんねん。BIG3がそうですよ。さんまにしても、タモリさんにしてもそうやけど、あんなんに絡めることがね(すごい)」

と興奮気味に語った。それに同意したテリーも

「宮本武蔵とか、長嶋さんとかと一緒ですよね。そういうレベルですよね」とBIG3を歴史上の“偉人”と同列だと断言した。

 

異論はない。が、「お笑い(界)BIG3」という概念は今でもイキなのか? いまだにタモリをお笑いにカテゴライズするのは正しいのか? 今さらこの3人を改めて賞賛せずとも、その功績はとっくにお茶の間レベルでも知れ渡っているのでは? ……など、もやもやとした疑念が少なからず残る、実の薄いスクープではあるのだが、唯一ひとつだけ、鶴瓶が興味深いことを言っていた……みたいなので、今日はそれについてのみ、いろいろと考えてみたい。

 

「アレ(=明石家さんま)も頭おかしい。あの年で『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)? あれやるってね。体力いりまっせ。アホやで、あれは。(出演してって言われたけど)怖いわ、違う種族みたいや」(笑福亭鶴瓶)

 

さて。citrus読者の皆さまは、もし自分に照らしあわせたとき、はたしてこのBIG3の誰の老後を一番の理想とするだろう? この鶴瓶発言を聞いて以降(「3人のなかでは誰が一番好きか? 面白いか?」を抜きにして)、私は「明石家さんまになりたい!」と思った。

 

ビートたけしのように映画づくりをライフワークとし、資金稼ぎや頭の体操の場をテレビに見いだす老後もいい。タモリのように好きな仕事だけを厳選し、趣味的に好々爺キャラを演じるのも素晴らしい。だが、これらの稀でしかない“幸福な余生”に共通するのは「リタイアモード」だ。

 

対する明石家さんまは「まだたけし・タモリと比べれば10歳近く年下」というのは間違いなくあるが、“相変わらず”若手バリバリのお笑い芸人やタレントと同じ舞台に立ちながら、反射神経を競い続けている。

 

あれやるってね。体力いりまっせ。アホやで、あれは。怖いわ、違う種族みたいや……どちらかと言えば、さんま寄りの世代に属する、やはりお笑い界の大御所の一人である鶴瓶にこうも言わしめる“現役感”が、私らみたいな職人からすればうらやましくてたまらない。職人である以上「一生現役のままある日突然ぽっくりと死んでいきたい」のは、もはや「本能的」とも呼べる共通認識である。

 

もちろん、そうなるには万人に数人かの才能に恵まれる必要があるだろう。並々ならぬなんらかの日々の精進だって必須であろう。その二つを兼ね備えたところで、体力や脳力を削ぐ肉体的なトラブルに襲われたらそれでおしまい、だったりする。でも、死ぬまで……最悪でも正常な意識があるまでは「一丁上がり」なんて陰口をたたかれたくだけはない。そして私、山田ゴメスのサブキャッチコピー「永遠の思春期ライター」は、そういったささやかで傲慢な願望のあらわれなのかもしれない。いかがでしょう? たかだか50代半ばで、こういう夢を語るのは「まだまだ青い」ってことなんだろうか……?

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