実写『帝一の國』主題歌はクリープハイプ書き下ろし 菅田将暉「泣きそうに」

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2017年03月02日 12:02  CINRA.NET

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『帝一の國』 ©2017フジテレビジョン 集英社 東宝 ©古屋兎丸/集英社
映画『帝一の國』の主題歌が発表された。

主題歌に起用されたのは、クリープハイプによる書き下ろしの新曲“イト”。永井聡監督を含む映画のスタッフ陣から「映画のテーマ、世界観にはまるバンドはこのバンドしかいない!」とオファーを受け、今回のコラボレーションが実現したという。

同曲は、ライバルを蹴落として勝ち残ろうともがく映画の登場人物たちの人生模様を、操り人形の「糸」と生き抜く戦略の「意図」にかけて表現した作品。4月26日にリリースされるクリープハイプのニューシングルに収録される。

尾崎世界観(クリープハイプ)は同曲について「『この曲で届かないなら仕方がない』と思える程の曲が出来ました」とコメント。主演の菅田将暉は「勢いのあるメロディと包み込んでくれる歌詞と尾崎世界観さんの温かくも鋭い声に背中を押された気がしました。まさに帝一達は、いつの日か運命と呼べるその日まで壊していたな、と。ちょっと泣きそうになりました」と賛辞を送っている。

4月29日から公開される『帝一の國』は、名門男子校・海帝高校に入学した赤場帝一が、生徒会長の座を狙って奮闘する様を描く古屋兎丸の同名漫画が原作。キャストには帝一役の菅田をはじめ、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁らが名を連ねている。

■尾崎世界観(クリープハイプ)のコメント
「ミュージシャンはどうせ言っても聞かないでしょ」と笑ってくれた永井監督に、初対面の打ち合わせで心を掴まれました。音楽を信頼して、音楽に任せてくれる姿勢に感動して、それに応えたいと思い、本編終了後のエンドロールにしっかり自分達の居場所があるという喜びを感じて作りました。
原作、脚本、制作チーム、役者の方々、どれを取っても得体の知れない勢いを感じます。そこに引っ張られて、「この曲で届かないなら仕方がない」と思える程の曲が出来ました。
きっと同じように、この映画に関わった皆さんも「この映画で届かないなら仕方がない」と思う程の作品になっていると信じています。

■菅田将暉のコメント
僕らが溢れる生命力を使って演じた「帝一の國」は間違ってなかった。
勢いのあるメロディと包み込んでくれる歌詞と尾崎世界観さんの温かくも鋭い声に背中を押された気がしました。
まさに帝一達は、いつの日か運命と呼べるその日まで壊していたな、と。
ちょっと泣きそうになりました。

■永井聡監督のコメント
尾崎世界観さんに初めてお会いした時、驚いたのは、彼は細かく脚本を読み込んでいて「ここのシーンはどういうイメージになるのか?」など質問をたくさんして撮影前の映画の世界を一生懸命頭に描こうとしていた。個人的な意見だが、クリープの曲は良い意味でヴィジュアルが浮かばない。サウンドと歌詞が脳に直接刺さってくる、まるで映画「独裁者」の演説を聴いているようだ。なので、彼が映画のヴィジュアルをものすごく気にして映画と真摯にコラボしようと歩み寄ってくれたのは本当に意外で嬉しかったです。
現実、映画と主題歌がバラバラの作品もよく有るので。
「イト」は正に僕らが求めていた映画の読後感を表現しており、ラストシークエンスに相応しい作品だと思う。クリープには珍しい程のポップさを持ちながら、狂気も感じる。これって、古屋兎丸先生の作品そのものじゃないかなと感動しました。
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