このほどステージに座り、しっとりと楽曲を歌いファンを酔わせていたアリアナ・グランデ。スモークマシンから流れる煙に足元を覆われたアリアナは妖精のような愛らしさで、力強い歌声を披露した。しかしそのステージに、ファンの1人が監視の目をかいくぐって侵入。アリアナの背後に忍び寄るというなんとも不気味な出来事が起きた。
現在『Dangerous Woman Tour』を敢行中の
アリアナ・グランデが、美しいバラード曲を熱唱。しかし多くのセキュリティスタッフがステージの下や両脇を固めるなか、ある男がまんまとステージへの侵入に成功し、アリアナの背後から悪びれた様子もなく歩み寄る一幕があった。
だがこの男は、アリアナをジッと見つめたまま背後を素通り。自身の前に男が来てようやく「不審者がいる!」と気付いたアリアナは驚いた様子で手を胸にあて、異変に気付いたセキュリティスタッフが男のもとに急いだ。
アリアナが「ちょっと、落ち着いてよ!」「彼に気を付けて」と絶叫した直後に、男はスタッフに取り押さえられた。幸いなことにアリアナを含む誰かが大怪我をしたということもなかったようだ。
そんな恐怖の出来事があったにもかかわらず、アリアナはすぐに歌を再開。素晴らしいパフォーマンスでファンを魅了した。無事にショーを終えたアリアナは、その後「フィラデルフィアの皆さん、ありがとう」とSNSに綴っている。
ちなみにこうしたショーには必ずセキュリティスタッフが多数立ち会うが、ファンによる侵入事件はあとを絶たない。過去にはテイラー・スウィフトがステージから引きずりおろされそうになる、またビヨンセがショー会場でファンに髪を引っ張られるといった出来事も起きていた。どのような人物が客席にいるのか把握できない中、ステージに立つ側も時には命がけである。最近ではそのような恐怖心から「ファンに殺される気がする」と不安を募らせている歌手や役者は多いという。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)