今もオバマ氏はどこに行っても大人気である。一方でミシェル夫人は様々なプロジェクトに関わり、最近では学校を訪問して「若き移民、彼らの背景にある様々な文化や彼らの貢献を受け入れましょう」と話したばかり。また夫妻と食事をしたボノも、トランプ氏の大統領選勝利決定後に『Glamour Women of the Year Awards』に登場し、悔しさをにじませてこう語っていた。
そんな思いからトランプ大統領の考えに傾倒した国民は確かに多いというが、大学生を含む若者の多くは真剣にアメリカの将来を危惧しており、SNSでは「何がアメリカを良い方向に向かわせるのか」といった議論が今も盛んに行われている。オバマ氏が8年かけて伝えたかった「Yes, we can」というポジティブな精神は、多くの人々にしっかりと受け継がれたと信じたい。