カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)グループのカルチュア・エンタテインメントが、徳間書店の株式を取得し、3月21日付で子会社化したことを発表した。
CCCグループが徳間書店を子会社化の画像を拡大 徳間書店は60年の歴史を持つ総合出版社。スタジオジブリを設立したことで知られ、2005年にスタジオジブリが分離独立した後も関連書籍などを発行してきた。
徳間書店の親会社となるカルチュア・エンタテインメントは、出版や映像、音楽などエンタテインメント分野における企画制作を事業としている。主なグループ会社には雑誌「Pen」や「Newsweek」を扱うCCCメディアハウスや、「美術手帖」を扱う美術出版社などがある。
CCCグループと徳間書店はこれまで、絶版となった本を全国のTSUTAYAの書店スタッフが中心となり復刊に向けプロデュースするプロジェクト「復刊プロデュース文庫」を発刊してきた。カルチュア・エンタテインメントは子会社化によって徳間書店の培ってきた編集力やノウハウ、取引先との信頼関係を活用し、CCCグループの各事業と掛け合わせた企画を通じた新しいライフスタイル提案を行う。カルチュア・エンタテインメントが行う映像・音楽事業と連携した出版物の刊行にも取り組むという。
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