限定公開( 1 )
卒園式や卒業式シーズンになりました。ママやパパと一緒に、記念写真を撮る光景もほほえましいものです。
そんな中、「えっ!?」と思わず振り返ってしまったのが“幼稚園児が袴姿”だったことです。
今回は、卒園式や卒業式での袴着用についてお伝えしたいと思います。
大学生が袴をはいて卒業式を迎えるのは一般的に知られています。
最近では、競技かるたのマンガ『ちはやふる』の影響もあり、袴の魅力が低年齢層まで浸透してきた印象があります。百人一首の上の句が読まれた瞬間、「バーン」とはじかれる札とともに、揺れる着物姿は優雅そのものです。
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袴を着用して卒業するのは、小学校でも増えていますが、なんと幼稚園、保育園でもちらほら見られるようになりました。
女児が袴をはくのは、厳密には正装ではなく略式の正装だと言われています。その意味では、袴を着用することは問題ありません。卒園式などでは、フリフリのドレスのような子もいます。
ただし、園や学校のルールがあるところは従いましょう。最近では、学校側が袴の自粛要請を出すところもあります。
日本文化を再評価する声も聞かれる袴。確かに、袴を着用した子は、美しく凛としてステキです。
一方で、様々な批判もありますので、最後にメリットとデメリットをまとめます。
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●メリット
(1)オシャレ・かわいい
『ちはやふる』の女の子たちが、かわいい袴姿だったことにあこがれる子は多いです。
好きな色、柄でコーディネートできる点もオシャレです。
(2)目立つ
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ともすると式典では紺や黒で埋没しがちですが、袴姿であればパッと見て目立ちます。
(3)記憶に残る
卒園式や卒業式で「自分が何を着たか」すぐに思い出せる大人はどのくらいいるでしょうか。そのくらい記憶は薄いものです。
袴であれば色柄、自分で選んだ、頑張って着た、注目されたなど記憶に残りやすいと言えます。
●デメリット
(1)トイレ
最たるデメリットがトイレ。特に園児の場合は、普段着でもトイレを上手にこなすのは大変です。
それが袴の場合は、親がその場にいない限り、先生に迷惑がかかるのは必至です。事前に先生に許可をとっておくほうが丁寧でしょう。
(2)準備が大変・値段が高い
学校が袴を自粛する動きもあると伝えましたが、これは平等性を考慮していることが多いようです。袴を着たくても買ってもらえなかったり、レンタルを使ったとしても値が張ります。
また、式当日の準備も手間がかかります。親の支度に加えて、子どもの着物・袴の支度も必要です。
(3)動きにくい
普段から着物や袴を着慣れている子は問題ありませんが、袴は動きがとりにくくなります。
卒園証書をもらったり、園や学校によっては、歌を歌ったり、動いたりするケースもあります。低年齢の子ほど事前に数時間ほど着用して慣れるなど工夫が必要です。
いかがでしたか?
守りたい日本文化の一つ、袴。式典で着用する場合は、子どもの希望と適性を踏まえて判断してくださいね!
【画像】
※ マハロ / PIXTA
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