タナカカツキ原作映画『逆光の頃』 ヒロイン役は次期朝ドラ主演・葵わかな

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2017年03月30日 10:52  CINRA.NET

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『逆光の頃』 ©タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
初夏から東京・新宿シネマカリテほか全国で公開される映画『逆光の頃』の追加キャストが発表された。

タナカカツキの同名漫画をもとにした『逆光の頃』は、京都で生まれ育った平凡な高校2年生の赤田孝豊が、同級生との友情や喧嘩、幼なじみへの恋などを経験し、思春期の不安を抱えながら成長していく様を描く青春物語。これまでに孝豊役を高杉真宙が演じること明らかになっていた。監督は高杉も出演した映画『ぼんとリンちゃん』などの小林啓一。

今回出演が発表されたのは、2017年度後期のNHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロイン役を演じる葵わかな。孝豊が想いを寄せる幼なじみの少女を演じる。

葵は撮影を振り返り「監督や孝豊役の高杉さん、方言指導の方とリハーサルやディスカッションを重ねて撮影に挑んだので、一緒に作品を作らせてもらえてるように日々感じられて、とても楽しかったです」とコメント。

また高杉は葵との共演について「孝豊と葵さん演じるみことは幼なじみという設定ですが、その役の通り、葵さんも隣にいることが違和感なく不思議に感じる事なく、セリフの掛け合いを楽しみながら演じることが出来ました」と明かしている。

■葵わかなのコメント
初めて伺った時はヒロインという役に驚きましたが、台本と原作を読むと世界観がしっかりしている作品だったので、撮影前はその作品の雰囲気をうまく出せるか、役に馴染めるか、とばかり考えていました。現場に入ってからは監督や孝豊役の高杉さん、方言指導の方とリハーサルやディスカッションを重ねて撮影に挑んだので、一緒に作品を作らせてもらえてるように日々感じられて、とても楽しかったです。

■高杉真宙のコメント
京都で生きる孝豊達の日常は何気ないものですが、とても輝いて見えます。この作品を観ると、京都に生まれて生活している皆が羨ましくて、自分も京都で生まれて育ちたかったな...と感じます。また撮影中に会話の間がすごく難しくて苦労したなぁ...と改めて思い出しました。でも、その「間」だけでクスッと笑えたり、心情の変化がわかったりするんだなと改めてよくわかりました。葵わかなさんとは、共演するのは初めてですが、一緒に演技をしていて落ち着く方でした。孝豊と葵さん演じるみことは幼なじみという設定ですが、その役の通り、葵さんも隣にいることが違和感なく不思議に感じる事なく、セリフの掛け合いを楽しみながら演じることが出来ました。特に好きなのは、夜の学校のシーン。あとは、僕は出演していないシーンなのですが、みことが「家に帰るよ」とお父さんを連れ帰るところです。あんなにナチュラルに演技が出来るんだなぁ...とたくさんの刺激を頂きました。

■小林啓一監督のコメント
ずっと映画にしたかった作品です。主演の高杉真宙くんやヒロインの葵わかなさんは、原作から飛び出してきたような存在感でした。よく「孝豊」や「みこと」として生まれてきてくれたなと大げさでなくそう思います。この作品は二人が生まれる少し前に世に発表されました。当時高校生だった僕から今の今まで、二人をずっと待っていたように思えます。
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