『フットルース』『トレマーズ』などで知られる米俳優ケヴィン・ベーコン(58)は、俳優業のかたわら兄と共に「The Bacon Brothers」としてバンド活動も展開している。そんなケヴィンにとって、音楽業はある意味「癒しになっている」そうだ。最愛の母にがんが発覚したことを機に「パニック発作を起こすようになった」というケヴィンだが、曲をかいて演奏することで気持ちのうえで救われているという。
【動画を見る】愛する母に「がん」との診断が下った後、人生で初めてパニック発作を経験したという俳優ケヴィン・ベーコン。その彼が『Mirror Online』の取材に応じ、兄との音楽活動についてこう語った。
「そう、俺ときたら泣き崩れ、歩道に倒れ込んでしまった。」
「新曲『Shaking』をかいたんだ。最初は南カリフォルニアの地震についての曲だった。でもこの曲の内容は、いわゆる不安に関すること。つまり隠喩だね。」
「曲をかくことは、すごく癒しになる。セラピストが休暇で不在の時は、ギターを持って(心の中で)何が起きているのかを言葉にしてみるのさ。」
ちなみに歌手ゼイン・マリクも不安障害に苦しみ、一時はショーをドタキャンするほどまで悪化。しかし彼の場合は、英国に帰国し母との時間を満喫することで癒されたと明かしている。そんなゼインは精神的な問題を公表することにつき「ためらう必要はない」「昔と違って、今は男の感情表現も容認される。尊重してもらえる時代なんだ」と語っていた。
男女の性別に関わらず、精神的な問題を公表し対処法を明かすことは、同じ問題に苦しむ多くのファンにとって励みになるに違いない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)