松尾スズキ作・演出の日本総合悲劇協会『業音』が15年ぶり再演 パリ公演も

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2017年04月06日 22:02  CINRA.NET

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『日本総合悲劇協会 VOL.6「業音 GO-ON」』ビジュアル
松尾スズキ作・演出の舞台『日本総合悲劇協会 VOL.6「業音 GO-ON」』が8月10日から東京・池袋の東京芸術劇場 シアターイーストで上演される。

同公演は、松尾スズキが作・演出を手掛ける公演シリーズ「日本総合悲劇協会」の第6弾。2002年にシリーズ第3作目として上演された『業音』の再演となる。

キャストには松尾をはじめ、平岩紙、池津祥子、伊勢志摩、宍戸美和公、宮崎吐夢、皆川猿時、村杉蝉之介、ダブルキャストとなる康本雅子とエリザベス・マリーが名を連ねている。

なお東京公演終了後は、愛知・名古屋の青少年文化センター アートピアホール、福岡・西鉄ホール、大阪・松下IMPホール、長野・松本のまつもと市民芸術館で上演。さらにフランス・パリの演劇祭『フェスティバル・ドートンヌ』への参加も決定しており、10月5日から3日間にわたってパリ日本文化会館で上演される。東京公演のチケットは6月3日10:00から販売開始。

松尾スズキのコメント
初演の業音を演出している間中、俺の心には土砂降りの雨が降っていました。
主演女優さんにいい思いをさせたいという気持ちと、主演女優さんをめちゃくちゃにしたいという思いが常に葛藤していたのです。
そして、結果としてこの人に恋をしてはいけない!とも。
スキャンダラスな女優と対等に付き合うことの激しさをわが身に叩き込まれました。
思い患っておりました。
千秋楽は、まるで、失恋のようでした。
でも、俺は思うのです。この作品を彼女への失恋に似た気持ちで終わらせたままでいいのか。
それから15年、業音はこのたび、新たな地平に鳴り響きます。
歳をくったらくったなりの、死にもの狂いな俳優の姿を、どうぞごらんください。
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