ブンデスリーガ第29節が15日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは同MF長谷部誠の所属するフランクフルトをホームに迎え、3−1で勝利した。
香川はトップ下で先発し、フル出場。長谷部は負傷によりメンバー外となった。
ここ数試合は大活躍が続いていた香川だが、この日は精彩を欠き、地元紙『Ruhr Nachrichten』は試合後の採点でチームワースト2番目となる「3.5」点をつけた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
寸評でも「背番号10としてプレーしたものの、決定的なシーンで判断を誤った。19分にはドリブルで持ち込んで相手DFを突破したが、シュートでツキがなかった。消耗が色濃く出始めると、珍しいほどボールロストとパスミスが目につくようになった」と、相手GKルーカス・フラデツキーの好セーブに遭ったものの、個人技で演出した前半のシュートには一定の評価を与えつつ、普段は見られないようなミスが続いたことを指摘した。
また、地元紙『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』では、チーム単独最低の「4」点となった。
ただ、寸評では「(チャンピオンズリーグの)モナコ戦で決めたゴールシーンと同じようにドリブルでDFラインを突破したが、最後にフラデツキーが立ちはだかった。1−1の同点とされた場面は、クリスティアン・プリシッチとともにまずい動きをしてしまった。それ以外でもパスで正確さを欠いていた。ここ数試合に比べると地味な出来」と、それほど厳しい内容ではなく、最近のプレーと比較して低調だったことが低評価につながったことがうかがえる。
なお同紙は、ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスにチーム単独最高の「1」をつけている。
ドルトムントは次戦、19日にチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグでモナコとのアウェイゲームに臨む。