ヨウジヤマモトが顧客層と販路を拡大 「グラウンド ワイ」をセレクトショップでも販売開始

1

2017年04月19日 07:25  Fashionsnap.com

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

「ディスコード ヨウジヤマモト」ビジュアルのモデルを務めた秋元梢
ヨウジヤマモト社が、ファッションの新たな可能性を提案するブランド「グラウンド ワイ(Ground Y)」とアクセサリーブランド「ディスコード ヨウジヤマモト(discord Yohji Yamamoto)」を通じて、顧客層と販路を広げている。いずれも2014年に立ち上がったブランドで、4月20日には銀座に開業する複合施設「ギンザ シックス(GINZA SIX)」にそれぞれ単独店をオープン。「グラウンド ワイ」については、今シーズンから国内セレクトショップでの卸販売を始める。

 ヨウジヤマモト社は、主幹ブランドの「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」と「ワイズ(Y's)」をはじめ、新事業の開発によってこれまで取り込めなかった層の開拓を進めている。「ディスコード ヨウジヤマモト」は、フルコレクションがそろう初の旗艦店をギンザ シックスに構え、これまでになかった日本発のラグジュアリーアクセサリーブランドとして国内外に認知を広げる狙い。2014年のデビュー時に発表したカクタスの花のシリーズを復刻する他、バッグやスカーフからスケートボードといった新作まで、全て上質な日本製にこだわって提案する。
 「グラウンド ワイ」は、渋谷パルコ店(渋谷パルコの一時休業に伴い閉店)に続く出店で、ギンザ シックスを機に店舗網を広げる。主幹ブランドは主に百貨店に出店してきたが、「グラウンド ワイ」はファッションビルなど異なる販路と若い顧客層を狙い、年内は都内に新たな店舗をオープンする計画。初めて他社の小売店への卸にも乗り出し、春からトウキョウベースが運営するセレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」で販売が開始する。新作の春夏コレクションでは「ジェンダーレス」と「エイジレス」のコンセプトに「ファミリー」を加え、メンズとウィメンズ、そしてキッズウエアを販売。ギンザ シックスのオープンに伴い、写真家レスリー・キーが土屋アンナ親子や永瀬正敏(演者)と河瀬直美(監督)といった様々な形式の「ファミリー」を捉えたビジュアルが展開されている。
■ヨウジヤマモト躍進の裏側 【インタビュー】辺見芳弘 HBS出身の企業再建請負人が変えたヨウジヤマモト
■ギンザ シックスをレポート 【大解剖】"規格外"の新複合施設「ギンザシックス」全241ブランドが出店するフロアとショップの個性に注目 圧倒的スケールの6ブランドがギンザ シックスの"顔"に【ショップガイド】
    ニュース設定