日本でも大ヒットしたドラマ『フレンズ』で“レイチェル”を演じた女優ジェニファー・アニストンが、このほど同ドラマについて「今の時代、こんな設定は到底考えられないわね」と語った。カフェやマンションに集う仲間達が織りなす友情、恋、悩みなどをコミカルに、そして時には感動的に描いた『フレンズ』だが、設定が自然に見えたのは「あの時代だったから」だという。
今も世界中のドラマファンに愛される『フレンズ』だが、あの設定で無理がなかったのは時代が今と違ったからのようだ。このほどジェニファー・アニストンは『Thrive Global』の取材に応じ、こう語っている。
「この時代に『フレンズ』を撮るなら、(ドラマによく出てきた仲間の集う)コーヒーショップはiPhoneを眺める人だらけって設定になるでしょうね。」
「つまり、実際のエピソードや会話は成り立たないってこと。」
ドラマでは人々が楽しい会話を交わして交流するが、最近の若者はスマートフォンに釘付けである。友達と一緒にいながらSNSに夢中になっている人も多く、“そのような状態が普通”の今では『フレンズ』のようなドラマは設定上成立しないという。
スマートフォンのおかげでずいぶん便利な世の中になったものの、直接人に会い話す手間・わずらわしさもないことから「人間関係が希薄になる」とも言われている。同ドラマを見て「こんな友情は素敵だ」と思った視聴者も多かったはずだが、確かに今では時代的なズレが大きく不自然になってしまうのかもしれない。
出典:https://www.facebook.com/friends.tv
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)