1997年の大ヒット映画『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督に対し、ある男性が超高額訴訟を起こした。男性は「映画の主人公ジャック・ドーソンは、この僕をモデルにしたものだ」と主張しているほか、「ストーリーラインも僕の親戚の話を勝手に使った」とも話しているという。
「ジェームズ・キャメロン監督の
映画『タイタニック』の主人公ジャック・ドーソンは、この僕をモデルにしたキャラクターだ。」
そんな驚きの主張でキャメロン監督を訴えたのは、米フロリダ州在住のスティーヴン・カミングス氏という男性である。彼は過去にヨット産業で仕事をしていたとのこと。カミングス氏側が裁判所に出した書類によると、同氏は「監督は僕のことを噂で知ったに違いない」「1988年と1989年に起きた出来事に関して広まった話だ」と主張しており、さらにストーリーラインは実際にタイタニック号に乗っていた親戚に関する実話とし、このように主張しているのだ。
■映画『タイタニック』は歴史ではなく、友人に語った実話がもとに
カミングス氏の親戚2人が実際にタイタニック号に乗船し事故にあったといい、同氏は友人にその話をしたことがあるという。
■タイタニック号沈没で、乗船していた親戚2人のうち1人が絶命
カミングス氏によると、タイタニック号に乗っていた親戚2人は夫妻だったとのこと。うち妻にあたる女性は生き延び、夫だけが亡くなったという。これがローズを守って息を引き取ったジャックの悲恋として映画になったに違いない。
しかしタイタニック号沈没で亡くなった乗客は1500名以上いたとされ、「夫婦揃って乗船し事故にあった」というケースはかなり多かったと思われる。よってカミングス氏が勝訴する可能性は低いものの、同氏は約300億円及び印税の1パーセントの支払いを求めているという。
出典:https://www.facebook.com/TitanicMovie
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)