カラテカ入江、“人脈ビジネス”で 月収280万円への賛否

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2017年06月09日 02:00  citrus

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ネット上で、『スポーツ報知』が発信したこんな記事を見つけてきた。とりあえずは読んでみてほしい。

 

お笑いコンビ・カラテカの入江慎也(40)が、6月6日放送のバラエティ番組『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)に出演。高級デザイナーマンションに住む高給生活を披露した。

「テレビで見かけない月収数百万円の芸能人一斉家宅捜査」という企画で“ガサ入れ”を受けた入江。「友達5000人芸人」を自称していた時代は月収18万円だったが、今では家賃24万円のマンションに住み、ブランド品に囲まれた生活を送っているという。

(中略)実は入江は、2012年に出版した『後輩力 凡人の僕が、友だち5000人になれた秘けつ』をはじめ、『使える! 人脈力』(2013年)、『社長が落ちる接待力』(2014年)とビジネス本が反響を呼び、講演に呼ばれる機会が激増。企業や地方自治体相手に芸人で磨いたコミュニケーション術を伝えているという。さらに自身のイベントプロモーション会社を設立。月収は280万円で、芸人時代の15倍稼いでいるという。

さて。citrus読者の皆さんは、ここまでを目に通して、いったいどうお感じになったことだろう? あれこれと論じる前に、次は当記事の下にある書き込み欄にあったコメントを、いくつか拾ってみよう。

 

「友人ではなくただの知り合い」

「友達ではなく、1回会っただけの人を友達という痛いチビ」

「友人・知り合いってのは…数が多くなれば多くなる程、関係性は希薄になる」

「なんかこの人嫌いだわ」

 

モノの見事にバッシングの嵐。基本的にネット記事下の書き込み欄ってヤツは、揶揄系の意見が大半を占める、ある意味“ネット住民のストレス発散場”的な側面もあったりするのだが、それを踏まえた上でもあまりにひどい書かれようである。

 

私は、「芸(能)人」という、一般人よりも圧倒的に公へと自己アピールできる機会の多い職を得て、「友だち5000人」とわかりやすい数字を掲げ、まがりなりにも「月収280万円」を得ているこの入江なる人物は、なかなかに有能なビジネスマンだと思う。

 

たとえ、5000人の友だちのほぼ100%が「一度会っただけの単なる知り合い」であっても、そこは“友人”と“知人”の曖昧な境界線を巧みに突いた立派な戦略の一つであり、「5000人もの“知人数”を長年かけて積み上げてきたコミュニケーション能力」を倣おうとする企業や地方自治体が実在するという“事実”は、素直に評価すべきなのではなかろうか。

 

ただ、こういう「コミュ力自慢」を臆面もなくできる人間がそばにいて、ソイツのことを好きになれるか……は、まったくの別問題だ。やはり、私はこのヒトのことをいくら頑張っても好きになれない。書き込み欄に(複数)あった「なんかこの人嫌いだわ」の「なんか」のニュアンスが、今回に関してはじつに的を射ているのである。

 

とある音楽関係やスポーツ関係の団体からは「要注意人物」としてマークされてるとの情報を耳にしたことがある。いったん知り合ったら最後、あちこちのメディアで所属アーティストやアスリートを「友だち」と吹聴されてしまうのがイメージダウンにつながる……のが理由らしい。「要注意」扱いを受けてまで名刺や電話番号やSNSのつながりの数を増やそうとする、そのバイタリティーは間違いなく一種の才能ではあるけど、その才能の“図太さ”が繊細な私にとしては、生理的なレベルで受け入れられないのだ。

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  • なんか嫌い、確かに。友達の安売りをする奴を、個人的には信用しない。
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