自ら命絶った元娼婦の作家ネリー・アルカンの小説を舞台化 松雪泰子ら出演

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2017年06月19日 13:22  CINRA.NET

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『この熱き私の激情〜それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌』キャスト
舞台『この熱き私の激情〜それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌』が、11月4日から東京・天王洲の銀河劇場で上演される。

2013年にカナダ・モントリオールで初演された同作は、1973年に生まれ、36歳のときに自殺した元高級娼婦の作家ネリー・アルカンが8年の間に執筆した小説『キスだけはやめて』『Folle』『Burqa de chair』『L'enfant dans le miroir』をもとに構成。登場人物は、6人の女優と1人のダンサーの計7人となり、それぞれがアルカンの異なる側面を表わしているという。出演者は、松雪泰子、小島聖、初音映莉子、宮本裕子、芦那すみれ、奥野美和、霧矢大夢。音楽はアレクサンダー・マクスウィーン、振付はアンヌ・テリオール、奥野が手掛ける。

演出・翻案を担当するマリー・ブラッサールは、同作の演出プランについて「登場人物は全員、ある意味で、ネリー・アルカンの違った側面を表わしています。実人生の歴史を背負った現実の女性を超える、シンボリックなキャラクターです。若いと同時に成熟もしています」とコメント。またカナダ・モントリオール公演では、ネリー・アルカンのテーマを表現するために「非常に奇抜な衣装」を用意し、舞台上で登場人物たちが各々の部屋に居続けるという演出を行なったことについて触れ、「日本の女優たちとも同様に、それぞれの個人的なコンセプトを展開するような経験が出来たら素晴らしいと思います」と語っている。

なお同公演は、東京公演を皮切りに、広島、北九州、京都、豊橋を巡回。チケットの販売は8月5日から開始する。また9月にはアルカンのデビュー作『Putain』が松本百合子の翻訳で刊行。さらにアルカンを題材にしたアンヌ・エモン監督の映画『Nelly(原題)』が10月に東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。

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