執着?愛情?はあちゅうのアンチユーザーへの対応

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2017年06月27日 01:00  citrus

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出典:はあちゅう公式ブログより

AbemaTIMESによると、ゲストの名前や関連ワードをネット検索し、情報の真偽を明らかにすることを主旨とする番組『エゴサーチTV』(AbemaTV)にブロガー兼作家のはあちゅう氏(31)がゲスト出演。自身が出版している著書のAmazonレビューに、熱烈なアンチが「☆1」評価の書き込みをしていることを明かした……らしい。

 

「☆1」をつけたレビュアーのコメントを見てみると、「読んでいて疲れる本」「何かのためにはならない」「本じゃない」など、罵詈雑言が目白押しで、これを見たはあちゅう氏は

 

「私、こういうことを書いている人の投稿者ページまで見に行くんですよ。そしたら大抵、私の本の批判を書くためだけにアカウントを作っている人だったりするんです」

(中略)「Amazonレビューって、ちゃんと何かを購入しないと投稿できないようになっているので、こういう人は、わざわざディスるためだけにAmazonアカウントを作って、商品を購入して、レビュー投稿の権利を取得して書いているってことなんです。すごい執着ですよ。この他にも私のすべての本に星1つけてる人とか、いろいろなパターンがあります」

 

……と“酷評の内情”を暴露した……のだそう。

 

「わざわざディスるためだけにAmazonアカウントをつくって商品を購入し、レビュー投稿の権利を取得する」輩の執着もたしかにすごいが、「わざわざこういうことを書いている人の投稿者ページまで見に行く」はあちゅう氏の執着もなかなかなもんではないか。

 

私には「自分の悪口を書き込んだ投稿者のページまで見に行く」だけの根気も情熱もないし(時間はある)、そもそもどうやってそこへたどり着けばよいのか、ハード面でのやり方自体がよくわからない。

 

だから、基本的に原稿は「書いて載せて放置」の状態で、自分のコラム下にあるコメント欄は一切無視する。「目にさえ入れなければ無いのと同じ」って理屈だ。それか、なるべく悪口を書かれないよう結論を濁す。「コイツ結局はなにが言いたいんだ?」的な支離滅裂さをもって読者をケムに巻く戦術である。

 

「名前を出してメディア上で持論を述べる職業に就く者」として、私のこの“中傷への向き合い方”が正しいと開き直ってはいない。ただ、ゴメス的にはもっともストレスが溜まらず楽チンな対策ゆえ、とりあえずはそうしている。しかし、今回の“はあちゅう発言”の「自分の悪口を書き込んだ投稿者のページまで見に行く」といったくだりは、ネットでの個人攻撃を趣味とするたぐいのヒトたちに対する警告として、けっこう重要だと思ったので、微力ながら「もっと拡散していこう」と、ここcitrusでも後追いのコラムをしたためている次第であった。

 

シンプルな話、「人を攻撃すれば、その人から攻撃し返されるケースも想定すべき」ってことである。そう。書き手側は、なにも私みたいなのほほんとした優しい人間ばかりじゃない。はあちゅう氏のように、悪口の発信源をきちんと特定し、「コイツは匿名でディスるためだけにわざわざ別アカウントまでつくってしまうチキン野郎」との汚名を着せる人間だって実在するのだ。いや、「愛の反対は憎しみではなく無関心」なるマザーテレサ的な観点からすれば、むしろはあちゅう氏が潜在化で抱く“アンチへの愛情”は、私なんかよりずっと深いのかもしれない。

 

ネット上のやりとりで「個人を非難するなら、まず自分から名乗るのがスジだろ」とまで正論は吐かないが、こういう“底なしの愛”をもってアンチな書き込みを見守るタイプの「名前を出してメディア上で持論を述べる職業に就く者」も、とくに近年増えはじめている事実だけは、肝に銘じておいてほしい。

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