岩井俊二原作アニメ『打ち上げ花火』主題歌はDAOKO×米津玄師、新映像も

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2017年06月28日 12:21  CINRA.NET

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『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』ポスタービジュアル ©2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会
8月18日から全国東宝系で公開されるアニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主題歌が発表された。

主題歌に起用されたのは、DAOKOと米津玄師のコラボレーション曲“打上花火”。米津が作詞作曲とプロデュースを手掛けている。また挿入歌として、ドラマ版の主題歌だった“Forever Friends”をDAOKOがカバーしていることも明らかになった。今回の発表とあわせて“打上花火”を使用した映画版の新たな特報映像が公開された。

両曲は8月16日にリリースされるDAOKOのシングル『打上花火』に収録。“Forever Friends”のPVは岩井俊二が監督を務め、ドラマ版のロケ地で撮影を行なった。PVのティザー映像がYouTubeで公開されている。

新房昭之監督は主題歌について、「素晴らしい名曲が誕生したと思います。エンディングに流れる2人の歌声が、なずなと典道の物語をより美しく輝かせてくれました」とコメント。また原作者の岩井は挿入歌の“Forever Friends”について「まさかForever FriendsのPVを撮りに同じロケ地にふたたびお邪魔することになるとは人生っていろんなことがあるものです」と語っている。

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は、岩井が手掛けた1993年のテレビドラマをもとにした作品。花火大会を前にした夏休みの海辺の街を舞台に、中学生のなずな、典道、祐介の三角関係や、時間が巻き戻る不思議な体験、夏休みの冒険が描かれる。なずなの声を広瀬すず、典道役を菅田将暉、祐介役を宮野真守、なずなの母親役を松たか子が演じるほか、総監督を新房、脚本を大根仁、アニメーション制作をシャフトが担当する。

■DAOKOのコメント
遠くに見えるおおきな入道雲や、夕焼けのオレンジが反射してきらきらとしている水面、波の音が止まない渚を、男の子と女の子が歩いている情景を浮かべながら歌いました。
もうあの時のようには感じられないことばかりだけれど、聴いてくれたみなさまに、ノリミチくんとナズナがみているうつくしい世界をこの歌で感じていただけたらなと思います。
今年の夏は、きっと花火のように。

■米津玄師のコメント
岩井俊二さんの原作が好きでした。夏のひとときの切なさを表現できればと思い作り始めました。
DAOKOさんの歌声も相まって、とてもいいものになったと思います。
これから映画がどういうものになっていくのかがとても楽しみです。

■新房昭之監督のコメント
プロデューサーから主題歌をDAOKOさんと米津玄師でとご提案を頂き、驚くと同時に、これはおもしろくなるなと思いました。もともと自分自身DAOKOさんに注目しており、その声とセンスに魅了されていました。
また米津玄師さんとは「3月のライオン」でご一緒させていただき、その才能を目の当たりにしていました。
今回はそんな二人のコラボレーションによって新たな化学反応が生まれ、素晴らしい名曲が誕生したと思います。エンディングに流れる2人の歌声が、なずなと典道の物語をより美しく輝かせてくれました。DAOKOさんと、米津さんには、本当に感謝しています。

■岩井俊二のコメント
まさかForever FriendsのPVを撮りに同じロケ地にふたたびお邪魔することになるとは人生っていろんなことがあるものです。
DAOKOさんを4Kで撮りながら歳月の流れを痛感しました。
かつてのドラマはKで言ったら約0.5k?当時はそんなスペックで「北の国から」も撮られていたのです。
せめてフィルムで撮っていたら。ネガが残ってたら。
今更ながらいろんな“If”を考えてしまいました。そんなことよりDAOKOさんによってForever Friendsが蘇ったことを祝福しないと。ありがたいです。
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