山田孝之×佐藤健×荒川良々 『ハード・コア』実写映画化、監督は山下敦弘

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2017年08月11日 10:21  CINRA.NET

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左から牛山役の荒川良々、権藤右近役の山田孝之、権藤左近役の佐藤健 ©2018「ハード・コア」製作委員会 ©狩撫麻礼 いましろたかし/KADOKAWA刊
狩撫麻礼作、いましろたかし画の漫画『ハード・コア―平成地獄ブラザーズ』が実写映画化。『ハード・コア』のタイトルで2018年に公開される。

同作は、世間に馴染めず群馬の山奥で怪しい活動家と埋蔵金堀りをしている権藤右近と、同じ埋蔵金堀りの仕事に従事している心優しい友人の牛山、右近の弟で、2人を歯がゆい思いで見守る商社マンの左近の3人を軸にした物語。ある日、廃工場で古びたロボットを発見した3人が、ロボットの能力を使って活動家に隠れて埋蔵金を発見するが、一方で右近が活動家の上役の娘と体の関係を持ってしまう、というあらすじだ。

活動家の娘に恋心を抱く右近役を演じるのは、映画のプロデュースも手掛ける山田孝之。弟の左近役を佐藤健、右近が唯一心を許せる相手である牛山役を荒川良々が演じる。監督は『映画 山田孝之3D』や『山田孝之の東京都北区赤羽』『山田孝之のカンヌ映画祭』などで山田孝之とタッグを組んだ山下敦弘。

山田孝之は同作について「この男の不器用さは自分に足りない部分なのでは?とすら思えてくる。そして男たちの結末に、僕は泣いた。それはきっと、曲がった世界を真っ直ぐ生きる男の姿、そこに間違いなく憧れがあるからだろう」とコメント。

佐藤健は「山田孝之ファンとしては、山田孝之との兄弟役と聞き2秒で出演を決めました。詳しく話を聞いていくと、素敵な共演者の方々、原作、そして山下監督とご一緒できるとのことで、棚から牡丹餅的な気持ちです」と明かしているほか、荒川良々は「自分が生きてくうえでのバイブル『ハード・コア』の映画化、『やっっっと来た!』と感じています」「現在邦画はビックリする程漫画原作ばかりです…。原作を読んでいる方にも、読んでいない方にも楽しんでもらえるような、スゴイ映画になるよう一生懸命に挑む所存です!乞うご期待!!役作りは完璧に仕上がってます!早く始めて下さい!」と意気込みを語っている。

■山田孝之のコメント
全くどうしようもなく不器用な男の生き様を見ていると、イライラしてくる。でも嫌いになれない。この男の不器用さは自分に足りない部分なのでは?とすら思えてくる。そして男たちの結末に、僕は泣いた。それはきっと、曲がった世界を真っ直ぐ生きる男の姿、そこに間違いなく憧れがあるからだろう。

■佐藤健のコメント
山田孝之ファンとしては、山田孝之との兄弟役と聞き2秒で出演を決めました。詳しく話を聞いていくと、素敵な共演者の方々、原作、そして山下監督とご一緒できるとのことで、棚から牡丹餅的な気持ちです。不思議な魅力を漂わせる映画になればいいなと思っております。ご期待ください。

■荒川良々のコメント
オファーを頂いて、自分が生きてくうえでのバイブル「ハード・コア」の映画化、「やっっっと来た!」と感じています。
山下監督と、10年程前に下北沢の居酒屋で初めてお会いした時に「ハード・コア」の話しになり映画化になるなら牛山の役は自分しかいないという話しをしたとかしないとか…まさか実現するとは、初めての山下組!死ぬ気でやります!
山田孝之さんとは2度目の共演です。今回はガッツリです。食うか食われるか!下から見るか上からみるか!相手にとって不足なし!首を洗って待ってろよ!佐藤健さんとは、今回が初対面です、よろしくお願いします。
現在邦画はビックリする程漫画原作ばかりです…。原作を読んでいる方にも、読んでいない方にも楽しんでもらえるような、スゴイ映画になるよう一生懸命に挑む所存です!乞うご期待!!
役作りは完璧に仕上がってます!早く始めて下さい!

■山下敦弘監督のコメント
「なんで今「ハード・コア」を映画化するの?」と、ある友人に言われました。“今”っていうのがこのご時世って事なのか、僕の監督のキャリアにおいてなのか意味は分かりませんが、ともかく傑作マンガ「ハード・コア」を前にしてご時世もキャリアもへったくれも無いです。山田孝之の口から「山下さん「ハード・コア」って読みました?」っていう言葉が飛び出して早5年。もうこれはやらねばというか、やる運命というかハッキリ言って使命にも似た境地です。原作を初めて読んだのは確か23歳くらいの頃。とにかく興奮しっぱなしで、自分の描きたいこと、描くべきことが全て詰まっていると感じました。が、しかし41歳になった今、あの頃の興奮はありません。この19年で何かを得ては確実に何かを失なったんだと思います。気付いたら主人公の右近より歳とってました。そんな普通のオッさんがマンガ界の中でも純度の高い『ハード・コア』を監督します。是非とも楽しみにしていてください。

■狩撫麻礼のコメント
いましろたかし君とコンビが組める。「ハード・コア」のすべては、そこから発想しました。最下層の男たちの世間とのギクシャク、それに尽きます。山下敦弘は良き映像作家である、と思います。映画に期待しています。

■いましろたかしのコメント
なんというのか、この漫画を実写でやろうという人達が現れるとは思ってもみませんでした。楽しみです。
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