トイレに籠って「う〜ん」と考えた…和式便器が消えない理由ってなんだろう?

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2017年08月18日 01:00  citrus

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気になる・人に話したいネットの旬ネタをお届けすることを旨とするニュースサイト『ねとらぼ』に、ちょっと面白いコラムが掲載されていた。

 

「和式便器はなぜなくならないのか?」

 

といったタイトルで、駅やデパートほか多くの人が使う公衆トイレには、なぜか必ずと言ってよいほど一つは残っている和式便器と、今や完全に日本でも主流となった洋式便器のメリットとデメリットを比較する内容である。

 

まず、和式便器のメリットは、

  • 価格が安い
  • 構造が単純なので清掃が容易
  • (一般的には)洗浄に要する水の量が洋式便器より少なく、節水になる
  • 洋式便器のように便座へと直接肌を密着させなくて済むから、過度な潔癖症の人向き

 

……あたりが挙げられ、公衆トイレから和式便器をすべて廃するのは案外むずかしいのだという(ちなみに、2016年に文部科学省が行った調査では、公立小中学校のトイレの約6割が和式便器だったらしい)。

 

一方で、和式便器には

  • しゃがみ込む姿勢が下半身に大きな負担をかける
  • 温水洗浄便座や自動洗浄ほか、ハイテクな便利機能を設置できない
  • 小さな子どもは洋式便器でほぼ育っているため、使い方がわからない

 

……などのデメリットがあり、日本国内の出荷比率は現在約1〜2%まで低下しているのだそう(1980年は約40%)。

 

さて。ここらへんでゴメス的な私見を述べてみよう。結論から申せば、幸いなことに腰痛も痔病もない私は、けっこう和式便器が好きだったりする。「二択せよ!」と迫られたら、迷わず「和式」に一票を投じたい。

 

ただし、他人がナマ尻で座った便座に座るのは気持ち悪い……なんてデリケイトな神経を持ちあわせてはいない私ではあるが、駅の公衆トイレにかぎっては余程のことがない以上、洋式便器をチョイスする。便器の端にツバが吐かれていたり、あきらかに使い古したフシのあるくしゃくしゃのトイレットペーパーが放置されてあったり、「オマエの肛門はどこについているんだ!?」と思わず前利用者に殺意を抱いてしまうほど便が便器外からはみ出ていたり……と、上述のごとく大してデリケイトな神経を持ちあわせていない私ですら、つい目を覆ってしまうような惨状をよく目の当たりにしてしまうから──そう。(とくに終電間際の)駅内にある和式便器で用を足すには、相当にタフなスピリッツを要するのである。

 

しかし! それでも私が頑なに「和式派」を貫きとおすのには訳がある。アレに座って踏ん張っていると……クリエイティブなナイスアイデアがポンと頭に浮かんでくるケースがじつに多いのだ。

 

「なんでだろう?」とまさに今、行きつけの老舗な純喫茶の和式便所に籠もりながら「う〜ん」と考えてみれば……和式便器で排便する姿勢は上、つまり目線が「天井」を向きがちで、そのとき「閃いた!」と天からの啓示を受けるのではなかろうか。

 

対して、洋式便器で排便する際は自然と目線が「股間周辺」、つまり下を向く。ってことは読書とか、すなわち「インプット」にこそ適してはいても、アイデア出しといった「アウトプット」には、あまり適していない……気がしなくもない。トイレ自体が本来はアウトプット(?)を目的とする場所であるからして、まあ当然と言えば当然……なのかもしれない?

このニュースに関するつぶやき

  • 和式でないと力が入らないからなぁ…。
    • イイネ!7
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