AR絵本が体をリアルにビジュアライズ!「Imagina Books」は子供のイマジネーションの土台を拡張する

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2017年10月21日 21:02  Techable

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Techable

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現実空間に3Dオブジェクトを浮かび上がらせるAR技術は、子どものイマジネーションを育てる用途にこそ活用されるべきだ。そんな想いを持って、教育機関向けにARアプリケーションを開発するLivit Studiosが、初のAR科学絵本を制作した。

AR科学絵本「Imagina Books」で今回取り扱うテーマは、「人体」だ。自分自身の体について理解することは、子供たちにとって非常に困難な課題のひとつで、ARによる解剖学のビジュアライズが、体に対する認識を飛躍的に高めると考えられる。Imagina Booksについて詳しく見ていこう。
・リアルなARオブジェクトで体の器官を探索
Imagina Booksでは、ARによるビジュアライズで子供のイマジネーションを拡張し、読書体験をより楽しく、有意義なものにする。子供たちはリアルなARオブジェクトを見ながら、体のすべての器官と機能を探索することができるようになる。

ページをめくっていき、スマホやタブレットのカメラをかざすと、ARアプリの画面上に実際に動いている心臓などが浮かび上がる。

子供たちに親しみやすいアニメーションキャラクター、サラとアダムによる音声解説も魅力的だ。また、ゲーミフィケーションの要素も取り入れられており、レベルや目標が設定できる3Dゲームを通じて子供たちは、難解な概念を楽しく学習する。
・AR科学絵本で子供たちの知覚・学習に革命を
Livit Studiosは、子供たちの知覚・学習に革命を起こすという壮大なビジョンを持っている。Imagina Books制作にあたっては、人体について生徒が何を学びたいかを研究し、科学的な情報を、生徒がわかりやすく理解できるような3Dモデルに変換していった。

すべての情報が科学的に正確であることを確認するためには、膨大なリソースが必要で、手ごろな価格で世界中の多くの子供たちにAR科学絵本を届けるための手段として、今回クラウドファンディングを選んだとのこと。

Imagina Booksは現在Kickstarterで出資を募っており、製品を手に入れるための出資額は21ドル(約2400円)以上となっている。ただし、いまのところまだ目標金額に到達していないようなので、こちらの達成にも注目していただきたい。

Imagina Books/Kickstarter

このニュースに関するつぶやき

  • これで喜んでるようだけど、これこそ想像力を奪う事になりかねない。何でも簡単に具現化すればいいってもんじゃない。頭の中で考え抜いてこれならいいけど
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