ジェニファー・ローレンス、ヌード画像ハッキングに「今も深く落ち込む」

0

2017年11月22日 19:13  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

「犯人逮捕でも何も解決しない」とJ・ローレンス
大切な人に送ろうと思って自撮りした極めてプライベートな写真がハッキング被害に…。今の時代、ハリウッドに限らず世界中でこんなトラブルが起きている。露出度の高い写真がたまたまハッキングされたというよりは、本人が考えている以上に長きにわたりハッキングされていて、犯人は世間も驚くような画像が発信される時を虎視眈々と狙っていたと考える方がふさわしいのかもしれない。その被害に泣いたセレブのひとりが女優のジェニファー・ローレンスであった。

2014年の夏、大勢の女性セレブが被害に遭った一連のハッキング事件。Wi-Fi接続の環境下、iPhoneで撮影したものを自動的に取り込んでいくAppleの「iCloud」に潜む危険性をよく理解することなく、同期設定を行っていたことが被害者に共通する原因であった。その1人が女優ジェニファー・ローレンス(27)。非常にプライベートなものとして撮影されたヌード写真が予期せず流出したのだ。

その画像は、映画『X-MEN』シリーズでの共演がきっかけで交際していた俳優ニコラス・ホルトに送ろうと考えて撮影されたもので、ハッキング被害が発覚した時2人はすでに破局していた。さぞかし悔しかったであろうジェニファー。だが「画像は私のものです」と認めるとしばらく表舞台から姿を消してしまい、関係者やファンを心配させていた。このほど『The Hollywood Reporter』の取材を受けたジェニファーは、その時のことを思い出しながら苦々しい表情でこう語った。

「ヌード画像がハッキングされたとセキュリティから知らされ、ひどく打ちのめされてしまった。私の身に起きている被害状況が刻一刻と明らかになっていく状況は、とても大切な人を誘拐されて身代金を請求される恐怖と似ているように思ったわ。」

「わいわいとバーベキューをやっていたら携帯電話に何かが送られてきて、見てみたらジェニファー・ローレンスのヌード写真だった…そんなノリで私のとてもプライベートな写真を誰もが面白おかしく見ている。このことにはとても耐えられなかった。Appleや周囲の関係者を訴えようと声を掛けてくる人もいたけれど、裁判を起こしたって自分の非力さを痛感するばかりで何も解決しないと感じたわ。」

その後、一連のハッキング事件に関与した疑いである人物が逮捕・起訴され、有罪判決とともに18か月間の懲役刑を言い渡された。だがジェニファーやほかのセレブも「これで一安心、救われた」などとは思っていない。一旦オンラインで放たれた動画や画像は、犯人が逮捕されて数枚が「削除」されたところで世の中から完全に消えることはないためだ。そのため、むしろ自分に必要なのは精神面でのヒーリングだとジェニファーは感じたそうだ。「それでも心の平和はもう取り戻せないと思っている。あの時のショックから完全に立ち直るにはもう少し時間がかかるみたい」と寂しそうに語っている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
    ニュース設定