2018年2月に全国のTOHO系で公開される岡崎京子原作の『リバーズ・エッジ』。母親と2人暮らしの少女・ハルナ、河原で発見した死体が腐る様子をこずえと共に観察しているいじめられっこの山田といった事情を抱えた高校生たちを巡る物語を描く。
“アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)”は、岡崎京子と親交のある小沢健二が映画のために書き下ろした楽曲。小沢にとって初の映画主題歌となる同曲には、ハルナ役の二階堂ふみと山田役の吉沢亮も参加している。
今回の発表とあわせて同曲の歌詞全文が小沢健二のオフィシャルサイト「ひふみよ」で公開。“アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)”のリリース予定などについては現時点では明らかになっていない。
楽曲について二階堂ふみは「まるで、問いかけるように、思い出を語らうように、寄り添うように、明日に向かう曲を聴きました」、吉沢亮は「初めてデモを聴いた時から今日まで、毎日気が付くと頭の中で流れています」、行定勲監督は「予想を軽々と裏切ってくる楽曲をとてもすばらしく思いました」とそれぞれコメントを寄せている。
|
|
まるで、問いかけるように、思い出を語らうように、寄り添うように、明日に向かう曲を聴きました。『リバーズ・エッジ』へと導く小沢さんの唄は、懐かしい新しい、現在進行形の作品だと思います。
■吉沢亮のコメント
映画のラストでこの曲が流れて来た時、大切な何かが過ぎ去っていくのをただじっと見守っているような、切なさと温かさが入り混じった感覚に自然と涙が流れました。初めてデモを聴いた時から今日まで、毎日気が付くと頭の中で流れています。
■行定勲監督のコメント
映画の終わり方として、何かひとつの時代性の総括がほしいと思っていました。「あの時代はなんだったのか」ということを語るのに、岡崎京子を一番理解している人間はメロウじゃなくて感傷的じゃなくて、ものすごく爽やかなんだと。だからこんなにも力強いんだって。僕たちの予想を軽々と裏切ってくる楽曲をとてもすばらしく思いました。