ケビン・スペイシー降板のリドリー・スコット新作 ゲティ家誘拐事件描く

0

2017年12月14日 19:21  CINRA.NET

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

CINRA.NET

『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』 ©2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
リドリー・スコット監督の映画『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』が初夏に公開される。

1973年に起きた石油王ジャン・ポール・ゲティの孫ポールの誘拐事件を映画化する同作。離婚によってゲティ家から離れ、中流家庭の人間となっていたポールの母ゲイルが、ゲティが1,700万ドルの身代金の支払いを拒否したことから息子のために誘拐犯と大富豪ゲティの双方と戦うことになるというあらすじだ。

守銭奴のゲティと手段を選ばない犯人グループに立ち向かう母親役を演じるのはミシェル・ウィリアムズ。ゲティ役には当初ケビン・スペイシーがキャスティングされていたが、セクハラの告発によって全米公開を目前に降板。代役として急遽クリストファー・プラマーが出演し、短期間で再撮影を行なって映画を完成させた。

同作は12月11日にノミネーションが発表された『第75回ゴールデン・グローブ賞』でミシェル・ウィリアムズが主演女優賞、クリストファー・プラマーが助演男優賞、リドリー・スコットが監督賞にノミネート。

リドリー・スコットは「撮影後に予期せぬ挑戦が待ち受けていましたが、公開を楽しみにしている世界中の観客の皆様を思いながら、挑戦する決意を固めました。このプロジェクトに関わった何百人ものスタッフ・キャストが全てのシーンに魂を込めて、この挑戦へと立ち向かいました。素晴らしいニュースに、格別の喜びを感じています」と喜びのコメントを寄せている。

■リドリー・スコット監督のコメント
ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」を評価してくれた事に感激し、心から感謝しています。またミシェル・ウィリアムズとクリストファー・プラマーの素晴らしい演技が称賛されたことも、誇りに思います。撮影後に予期せぬ挑戦が待ち受けていましたが、公開を楽しみにしている世界中の観客の皆様を思いながら、挑戦する決意を固めました。このプロジェクトに関わった何百人ものスタッフ・キャストが全てのシーンに魂を込めて、この挑戦へと立ち向かいました。素晴らしいニュースに、格別の喜びを感じています。ありがとうございます。

■クリストファー・プラマーのコメント
「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」を完成させたリドリー・スコット監督の素晴らしいチームに深い感銘を受けました。チームは驚異的な偉業を成し遂げ、私もこのかつてない機会に関われた事を嬉しく思います。ハリウッド外国人記者クラブの評価に深く感謝いたします。

■ミシェル・ウィリアムズのコメント
名誉あるノミネートに心から感謝しています。この感動を私の親愛なる友人リドリー・スコット監督と新しい友人であるクリストファー・プラマーと一緒に分かち合える事にも、大きな喜びを感じています。この作品に関われた事を誇りに思います。私にとって素晴らしい道のりでした。またヒュー・ジャックマンと『グレイテスト・ショーマン』のスタッフ達にも大きな祝福を贈りたいです。
    ニュース設定