渋川清彦&飯塚健監督が同郷タッグ 『榎田貿易堂』に森岡龍、伊藤沙莉ら

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2017年12月29日 15:11  CINRA.NET

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『榎田貿易堂』
映画『榎田貿易堂』が6月から東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開される。

群馬・渋川出身の渋川清彦と飯塚健監督がタッグを組んだ同作の主人公は、リサイクルショップ榎田貿易堂の店長・榎田洋二郎。「扱う品はゴミ以外。何でも来いが信条さ」と言う榎田のもとには、夫婦仲に悩む従業員の千秋や、対人関係に問題を抱える従業員の清春、店に油を売りに来る「終活中」の客ヨーコ、帰省して実家の旅館を手伝う丈など様々な人間が集うが、ある夏の日、店の看板の一部が落下したことをきっかけに、それぞれの抱える悩みや問題が動き出すというあらすじだ。

榎田洋二郎役に渋川清彦、千秋役に伊藤沙莉、清春役に森岡龍がキャスティング。共演者には余貴美子、滝藤賢一、片岡礼子、根岸季衣らが名を連ねている。

渋川清彦は「これから先こんな事はないと思う。故郷渋川で撮影ができて、榎田という主人公を演じさせてもらい、飯塚監督も渋川出身、しかも高校も同じ、さらに小学校も一緒という奇跡。それに乗って頂いた素晴らしい俳優の方々、そしてスタッフ。本当に幸せな時間を過ごさせて貰いました」とコメントを寄せている。

■渋川清彦のコメント
これから先こんな事はないと思う。故郷渋川で撮影ができて、榎田という主人公を演じさせてもらい、飯塚監督も渋川出身、しかも高校も同じ、さらに小学校も一緒という奇跡。それに乗って頂いた素晴らしい俳優の方々、そしてスタッフ。本当に幸せな時間を過ごさせて貰いました。飯塚監督らしいテンポが良く、笑いも情もあり、希望がある映画に成りました。是非ともよろしくお願いします!まあーでも、榎田貿易堂がもし続くなら、これから先こんな事もあるか。。やりてえな〜

■滝藤賢一のコメント
ついに!榎田貿易堂を皆様に観ていただける時が来たのですね!いつかいつかと心待ちにしておりました。試写会を観て涙を垂れ流し、腹が捩れるほど笑ったのは初めてです。飯塚監督と渋川清彦さんの生まれ故郷、渋川。二人の想いが詰まった作品に便乗させていただいた幸せな5日間でございました!できることなら、PART2!熱望しております!

■森岡龍のコメント
初めて参加させて頂いた飯塚組は、ただただありがたい現場でした。暖かな群馬の人たちに支えられ、魅力的なロケーションに囲まれ、素敵な俳優陣の方々と、飯塚監督の細やかな指導のもと、役を生きることができました。個性豊かな登場人物たちのアンサンブルを楽しんで頂けますと幸いです。笑えて泣けて、身につまされる。明日の自分をちょっとだけ見つめ直したくなるような、人生の再出発を描いた人情群像劇です。

■伊藤沙莉のコメント
飯塚組で大人の女性を演らせていただくのは今作が初めてだったので緊張もしましたが、今回も沢山素敵なマジックをかけていただき、なんとか踏ん張りつつ楽しくできました。群馬に約10日間泊まり込んで撮影をしましたが大先輩方とONもOFFも共に過ごした時間は本当に幸せで吸収、とか、勉強、とか得るものだらけの充実した毎日でした。普通に生きてたって誰にでも「何か」はあるんだなって思わせられるし、もうちょっと頑張ってみようかなって思えるようなシンプルに元気とか、勇気とか、観た方に与えられる作品になっていると思います。飯塚作品特有の、この人達の仲間に入りたいと思わせる空気感を是非スクリーンで体験していただきたいです!

■余貴美子のコメント
私の役は榎田貿易堂によく油を売りに来る女志摩ヨーコ!群馬といえばロケ地にもなった渋川の珍宝館!
それだけでも何か笑けてくる。ちょっとみだらで、ちょっと悪意があって、じわじわ泣けてくる監督飯塚健ワールド!
お楽しみに!

■飯塚健監督のコメント
「飯塚くん。オリジナルで、群馬で映画撮らない?」狩野プロデューサーのサクッとした一言が、全ての始まりでした。原作ありきが主流の日本においては、とても貴重で、ありがたい環境を用意して頂いた。加えて、何を書いてもいいと仰る。だから困った。うんと困った。結果、何も起こさない物語を撮ろうと思いました。やれ殺人、大金、難病、障害、過去に必要以上に重い十字架、そういったヤーツは一切描いておりません。犬と猫も出してません。だから一言なんかじゃとても言えない、「妙な映画」ができました。是非、劇場でご覧になって下さい。評判次第ではまた、「飯塚くん。続き書かない?」なんてこともあるかも知れません。
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