エイズを患いながらも改革に挑む若者の姿が 『BPM ビート・パー・ミニット』予告編

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2018年01月19日 18:42  リアルサウンド

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 3月24日に公開される映画『BPM ビート・パー・ミニット』の予告編が公開された。


参考:動画はこちらから


 本作は、ロバン・カンピヨ監督の長編第3作となる青春ドラマ。監督自身の経験をベースに、1990年代初頭、エイズ患者やHIV感染者たちへの差別や不当な扱いに抗議し闘った、パリの若者たちの姿を描く。明日をも知れぬ命を抱える主人公の葛藤や、感染者を一人でも減らしたい、友人や家族の命を助けたいという情熱のもと、政府や製薬会社などへの変革に挑んだ実在の団体“ACT UP”の活動を通して、彼らの恋や人生の輝きを臨場感溢れる映像で描き出す。


 第70回カンヌ国際映画祭においてグランプリを受賞したほか、第90回アカデミー賞外国語映画賞のフランス代表にも選出された本作。今回、“フランスのゴールデングローブ賞”と称されるリュミエール賞に、作品賞、監督賞(ロバン・カンピヨ)、男優賞(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)、脚本賞(ロバン・カンピヨ、フィリップ・マンジョ)、新人男優賞(アルノー・ヴァロワ)、音楽賞(アルノー・レボティーニ)と計5部門最多ノミネートの快挙を達成した。


 公開された予告編では、エイズを患いながらも改革に挑む主人公ショーンが駆け抜けた 26年間の人生が映し出されている。血液に見立てた赤い液体を製薬会社に投げつけるデモシーンや、高校の教室へゲリラ的に乗り込みコンドームを配布するシーン、ナタンが恋人のショーンを献身的に介護するシーンなどが映し出され、生と死の狭間で揺れ動きながらも、強く生きる若者たちの姿が描かれている。


(リアルサウンド編集部)


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