『アンナチュラル』と『99.9』で関連ワードが立て続けに…お互いをリスペクトか?

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2018年01月23日 11:23  Techinsight Japan

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『アンナチュラル』より窪田正孝、石原さとみ、井浦新、松重豊(画像は『関口宏の東京フレンドパーク2018 2018年1月8日付Instagram「今夜7時放送!【アンナチュラルチームの来園歴】☆石原さとみ様 本日2回目」』のスクリーンショット)
石原さとみ主演の金曜ドラマ『アンナチュラル』、松本潤主演の日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』と今期のTBS系ドラマが好調だ。『99.9』は2016年4月期に『SEASON I』が放送された人気番組の続編で脚本は宇田学が手掛け、『アンナチュラル』は野木亜紀子の脚本によるどちらもオリジナル作品である。

日本の刑事事件における裁判有罪率“99.9%”は司法制度の高い信頼性の証明ともいえる反面、そこには大きな落とし穴が隠されている。一旦起訴されると検察の考えたストーリーが正しいと鵜呑みにされがちで、刑事事件を専門に扱う弁護士の数も極端に少ないため、丁寧に検証することは極めて困難となってしまう。

だが、「事実を確かめる」ことにこだわる弁護士・深山大翔(松本潤)は従来の判例や効率重視をものともせず細かい検証を重ね、最後の0.1%まで諦めず事実を追い求めていく。『99.9』はそんな彼と斑目法律事務所のメンバーが奮闘する姿を描いている。

一方で『アンナチュラル』は研究機関「不自然死究明研究所」(通称UDIラボ)に勤める法医解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)をはじめベテラン法医解剖医、臨床検査技師、記録員、所長たちが協力して事件の真相を解明する姿を描く。

UDIラボは日本における不自然死(アンナチュラル・デス)の8割以上が解剖されないまま適当な死因をつけられる、先進国の中で最低の水準という状態を改善するために設立された公益財団法人で、死因究明に特化した調査を行い警察や自治体から依頼された年間約400体の遺体を解剖調査している。(あくまで架空ではあるが)

つまり『99.9』も『アンナチュラル』も従来ならば見逃されていたかもしれない「事件」や「死」の真相を追及して「事実を確かめる」点でテーマの方向性は同じといえるだろう。

そんななか、『アンナチュラル』でUDIラボの法医解剖医・中堂系(井浦新)と葬儀社の社員・木林南雲(竜星涼)の会話に「赤い金魚」というワードが出てくる場面があった。すると『99.9』では深山が子どもの時に殺人事件で逮捕されて獄中で亡くなった父親の冤罪を晴らすきっかけとなる“お守り”の模様が、「赤い金魚」と表現されていたのだ。

さらには『アンナチュラル』第3話(1月26日放送)の予告映像で、辣腕検事・烏田(吹越満)が「有罪率99.9%のプライドを賭けて」と口にする。前述の「赤い金魚」や「99.9%」と関連ワードが続くのはお互いへのリスペクトが込められているのではないか。

1月8日に放送されたTBS系特番『関口宏の東京フレンドパーク2018 新春ドラマ大集合SP!!』ではその『99.9』と『アンナチュラル』のキャストチームが共演した。ゲームでは最終的に『99.9』が優勝して松本潤がダーツで見事に賞品をゲット、石原さとみが「スター」のオーラに感服していたことが思い出される。

画像は『関口宏の東京フレンドパーク2018 2018年1月8日付Instagram「今夜7時放送!【アンナチュラルチームの来園歴】☆石原さとみ様 本日2回目」「今夜7時放送!【99.9チームの来園歴】☆松本潤様 本日5回目」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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