ブドウ糖で疲れが吹っ飛ぶ!? ビジネスマンの間で「森永ラムネ」が流行中ってホント?

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2018年01月23日 23:00  citrus

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出典:「森永製菓ラムネ」公式サイトより

最近、多忙なビジネスマンの間でラムネが流行っているのをご存知ですか? ラムネと言っても炭酸水のラムネではありません。駄菓子のラムネの定番としておなじみの森永製菓のラムネです。

 

その理由は原材料に使われている「ブドウ糖」が集中力UPにつながるとの噂が口コミで広がっているため。森永製菓のHPによると、ブドウ糖が集中力UPにつながるという記載はないものの、材料はブドウ糖90%とあります。知的ビジネスマンたちがこの「材料」に気づき、ブドウ糖を摂るなら森永ラムネでしょ? と、森永ラムネの人気がジワジワと広がっているということらしいのです。

 

これを受けて、眼鏡チェーンのJINSと森永の共同で森永ラムネ(ブドウ糖)摂取による集中力UP効果について調査に取り組んでいるという情報もあります。

 

 

■ブドウ糖の効果は本当なのか?

 

こうなると、気になるのは「ブドウ糖」の実際の効果。実は、生化学的に考えても、ブドウ糖の集中力UP効果は期待してよいと思います。

 

以前、「甘くて美味しいものは健康に悪い?」という記事でもお話しましたが、甘いものはダイエットやメタボには悪影響ですが、脳にダイレクトに入っていける栄養素は「糖質」だけです。ラムネを食べて糖質の一種であるブドウ糖を摂取することで、脳に栄養が行き渡り、疲れが癒されるのです。

 

とくにブドウ糖は糖尿病で血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンを使った治療を行っている患者様に常備していただいています。患者様が想定以上の労働を行って血糖値が下がりすぎてしまった際に、血糖値を上昇させなければ命の危険にさらされてしまいます。そこで、血糖値を上昇させるための特効薬が「ブドウ糖」なのです。


このように、ブドウ糖は血糖値を急上昇させますが、この血糖値の急上昇がカンフル効果につながるというわけなのです。

 

 

■まさにいいことづくめな森永ラムネ

 

森永ラムネであれば、コンビニやスーパーなどいたるところで手軽に購入することができます。1粒ずつが小さい上、薬のようにも見えるため、周りに気兼ねすることなく、自分のデスクで食べることができます。その上、室温で保存が可能で、コンパクト。持ち歩きにも便利です。ケースもしっかりしているため、持ち歩きの際にカバンの中でラムネの粒が壊れてしまう心配もありません。ラムネ飲料に似せたあの形のケースであれば大人の男性が持っていても違和感はありません。むしろオシャレに見えることもあるかもしれません。


まさに、いいことづくめ!これに気づいた人は、ホントにすごいと思います! 私も必要に応じて、糖尿病患者様にオススメしようと思ったほどです。

 

 

■砂糖やショ糖が原料だとダメなの?

 

ちなみに、他社から販売されているラムネの原材料を見ると、ブドウ糖ではなく「砂糖」や「ショ糖」が原料になっているものもあります。ブドウ糖そのものではありませんが、体内で分解されてブドウ糖になりますので、効果があります。すなわち、「糖質」を含む甘いものであれば何でも脳のカンフル効果があると言えます。

 

ただし、でんぷんは糖質の一種ではありますが、分解に時間がかかるためブドウ糖や砂糖ほどの即効性はありません。


 

■ラムネ以外におすすめの「カンフル剤」

 

ちなみに、私がカンフル剤としてよくオススメするのはチョコレート。チョコレートの原材料は砂糖のほかにカカオ豆があります。カカオに含まれるカフェインが眠気覚ましの効果もあるため、一石二鳥なのです。ただし、チョコレートの場合、個包装になっていないものが多いので、一度開封すると際限なく手が伸びてしまう……ということも少なくないため、割高でも個包装のものを選ぶか、「3粒食べたらやめる」とかたく心に誓って食べるようにしましょう。食べ過ぎてしまうと、肥満やメタボ、糖尿病などの原因になってしまいます。

 

もちろん、ラムネであっても、食べ過ぎてしまえばメタボまっしぐらですから、食べすぎには厳重注意でお願いします。そう考えると、ラムネも机の中に常備するのではなく、どうしても急ぎで仕上げなければならない書類があるなどの緊急時に限ってのカンフル剤であり、「がんばっている自分へのご褒美」として考えるのがよいのかもしれませんね。

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