芸歴50年、これまで「メタルの帝王」として世界中の音楽ファンに愛されてきたオジー・オズボーン(69)が「次のツアーが最後になる」と発表。「今後は孫など大切な家族との時間を大事にしていきたい」との“脱ツアー宣言”でファンを驚かせた。
これまで世界各国のヘビメタファンを沸かせてきた
オジー・オズボーンが、今年スタートするツアーの終了をもって「ツアー生活はもうお終いだ」と宣言した。芸歴まさに50年。半世紀もの間様々な国のステージに立ちファンを熱狂させてきたオジーは、忙しかった全盛期をこのように振り返っている。
「俺達は、もう50年もツアーをしてきたんだ。そのために、自分の子ども達が成長する姿なんてまったく見れなかった。家で過ごすことができなかったからさ。だけど今の俺には孫がいる。ぜひとも孫達と一緒に時間を過ごしたい。」
「今の俺は、まるでホイールに乗って走り回っているネズミみたいな気分なのさ。」
また妻シャロンも「ずいぶん子ども達の成長する姿を見逃してしまった」として、こう明かした。
「振り返ってみると…オジーと一緒に素晴らしい人生を歩んできたわ。でもこのような生活をしていると、諦めなくてはならないものもある。友達もそう。結婚式に出席できなかったり、誕生日や学校のイベントにも行けなかったりね。」
時には夫の髪を鷲掴みにして激しい夫婦喧嘩もしたというが、シャロンは夫がツアーをやめて家で一緒にくつろぐ日を楽しみにしているのだそう。しかしツアーは長期間続ける予定で、終了時にはオジーも70代に突入する。
「(ツアーを止めることは)ちゃんと計画してきたことなの。ファイナルツアーが済む頃、オジーは72歳。ツアー生活はもう十分よ。」
そしてオジーも「怖いのはホテルで遺体になって発見されること」とコメント。迫る老いと孤独な死を意識していると明かし、以下のように続けている。
「ただ理解してほしい。俺は引退するワケじゃない。ツアーは最後にするってだけのことさ。」
「(ツアーが済んでも)ショーはやる。ベガスやフェスでな。ツアー生活には終止符を打つが、音楽はやめねえから!」
ちなみに今年はエルトン・ジョンも「ツアーは最後にする」と発表したが、こちらも引退ではなく「ツアーをしないだけ」と明言。子ども達との時間を大事にしながら、音楽活動は続けると宣言している。
画像は『Ozzy Osbourne 2017年12月23日付Instagram「onstage with @BlackSabbath on December 22, 1999 at @NECBirmingham #fbf」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)