オーストラリア出身の俳優ヒュー・ジャックマンが、主演を務めたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(日本公開2月16日)を引っ提げて来日した。13日夜のプレミアイベントに続けて、14日には都内にて記者会見に出席した。同作の主題歌『This Is Me』を歌うキアラ・セトルも登場し、ときに涙で声を上ずらせて曲にかける思いを語った。
その主題歌の『This Is Me』を歌うキアラは、初めて歌ったときを回顧して「最後のワークショップで怖くて逃げたかったんですが、ヒューが『君がやりなさい』と言ってくれた」とヒューの後押しを明かし、「音楽はどんな言葉も超えるもの。ストーリーでは語りつくせないものを音楽が語ることができる。音楽はどんな言語よりも雄弁だと感じました」、そして「毎日毎日このテーマについてもがいています。同時に感謝もしています。この曲を聞くたびに自分が信じているもの、正しいと思っていること、正しくないと思っていることについて闘う力、前進させる力をもらえていると感じます」と時に涙で声を詰まらせながら熱弁し、話し終えたときには会場に拍手が起こった。
ヒューは「初めてキアラがこれを歌ったときの動画は、『キアラ・セトル This Is Me ワークショップ』でググれば出てくる。彼女はこの曲でこの役を射止めました。すでに1200万人が見ています。ですから1億3千万人の日本の方にも見ていただきたい」と熱心に勧めた。
その『This Is Me』を大阪・登美丘高校ダンス部がパフォーマンスしていることについて、キアラは「実はあのビデオを最初に見たのは私なんですけど、3、4回じっくり見て、そのあとにヒューや彼のチームに見せて、本当にすごいなとみんな涙しました。私にもインスピレーションを与えてもらった。あのダンスは私たちの人生を変えたほど素晴らしいものでした」と感激した様子。ヒューも「昨夜のプレミアイベントに登美丘高校ダンス部のコーチが来てくれて、お礼を申し上げることができた。本当にビデオを見て感動しました。素晴らしかった」と称賛した。