同作は1950年代のニューヨーク・コニーアイランドの遊園地で働くジニーを主人公にした作品。再婚同士で結ばれた夫ハンプティに隠れて浮気をしているジニーの前に、ハンプティの娘で音信不通だったキャロライナが現れたことから彼女の全てが狂い始める、というあらすじだ。原題は『Wonder Wheel』。映像監督はヴィットリオ・ストラーロが務めており、『カフェ・ソサエティ』に続いて、ウディ・アレン監督と2度目のタッグを組んでいる。
元女優で遊園地のレストランで働く主人公・ジニーを演じるのは『タイタニック』『愛を読むひと』のケイト・ウィンスレット。回転木馬の操縦係を務める夫のハンプティ役をジム・ベルーシ、ジニーの浮気相手の海岸で監視員をしているミッキー役にジャスティン・ティンバーレイク、ギャングと駆け落ちしていたハンプティの娘・キャロライナ役にジュノー・テンプルが名を連ねている。
ケイト・ウィンスレットは「最高峰の演技力を誇る女優でないと成立しない」と語るウディ・アレンの要望に対し、「最初はどうすればいいのわからなかった」と告白しながらも撮影に臨み、新境地を開拓しているという。
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