尾上右近が現代翻訳劇に挑む ピュリツァー賞作が7月日本初演、演出はG2

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2018年03月22日 13:31  CINRA.NET

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『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル 〜スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ〜』ビジュアル
舞台『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル 〜スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ〜』が7月6日から東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される。

同作は、ブロードウェイミュージカル『イン・ザ・ハイツ』で脚本を担当したキアラ・アレグリア・ヒュディスの作品をG2の翻訳と演出で上演するもの。ドラッグ中毒者の集まるウェブサイトを運営するオデッサの息子エリオットを主人公に、様々な問題を抱える人々がウェブサイトを通じて心を通わせ、それぞれの人生を取り戻していく様子や、エリオットの育ての母で伯母のジニーの死をきっかけに、オンラインとオフラインの人間関係が変化していく様を描く。2012年の『ピュリツァー賞』戯曲部門賞を受賞している。

日本初演となる今回は、管理人の息子でイラク戦争に参加してトラウマを抱える青年・エリオット役を尾上右近が演じる。また南沢奈央、葛山信吾、鈴木壮麻、陰山泰、村川絵梨が出演するほか、エリオットの母親で自身も元ドラッグ中毒であるウェブサイトの管理人・オデッサ役を篠井英介が務める。

G2は「演劇のほんとうの面白さって何だろう? と自問することが多くなった昨今、出会ったのがこの戯曲です」とコメント。チケットは4月21日から一般発売される。

G2のコメント
演劇のほんとうの面白さって何だろう? と自問することが多くなった昨今、出会ったのがこの戯曲です。Web 空間と演劇のミスマッチなマッチング。文字通りワールドワイドに繋がってゆく人々。(日本も登場します!)それぞれに問題を抱え、喘ぎ、苦しみながらも、誰かと繋がろうとする。そんな登場人物たちが織りなす新感覚の劇空間を、右近さんを始め、熱量の高いキャストたちと創り上げる喜び。それはきっと最高の興奮をもたらすはず。です。
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