会場では、1月にパリのロダン美術館で披露されたシュールレアリスム運動に着想を得たコレクションに加え、新たに12ルックが発表された。ウィメンズアーティスティックディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるデザインには、扇子からヒントを得た要素が盛り込まれたほか、中国へのオマージュとして一部のルックには赤を採用。幸福と幸運のシンボルであり、ディオールが自著「The Little Dictionary of Fashion」の中で"The color of life"と表現して好んだ色でもある赤を、ガウンドレスやプリーツのケープが組み合わせられたタキシードなどに用いた。
ショーの開催に合わせて、特別にデザインされたドレスの制作風景をおさめたムービを公開した。