TOKIO山口達也の強制わいせつでまたマスコミの忖度! 先週書類送検もNHK沈黙、今朝の日テレ『ZIP!』にも出演

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2018年04月26日 07:11  リテラ

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リテラ

『ZIP!』に出演する山口達也

 驚くようなニュースが飛び込んできた。すでに各所で大きく報じられている通り、TOKIOの山口達也が自宅マンションで女子高生に無理やりキスしたなどとして、強制わいせつの疑いで書類送検されたのだ。報道によれば、山口は事情聴取に対して当初は否認していたというが現在は事実関係を大筋で認めているという。報道を受け、ジャニーズ事務所も「お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいましたことを本当に申し訳なく思っております。被害者の方には誠心誠意謝罪し、和解させていただきました」とコメントを発表した。



 報道を受けてネットでは、またぞろ、「ハニートラップ」などと女子高生を非難するような言説が飛び交っているが、現在報じられている内容を見れば、それはあり得ないことだ。事件があったのは今年2月のことで、女子高生が友人と2人で山口宅を訪れ、酔った山口から無理やりキスをされたため驚いて、友人と2人で山口の部屋から帰ったとされている。また、山口と女子高生が知り合ったのはNHK・Eテレの『Rの法則』だったと報じられている。



『Rの法則』は山口が司会を務める、中高生ら十代を対象にした情報バラエティで、中学生から大学生の十代の出演者たちがレギュラーを務めている。その番組を通じて知り合ったのなら、相手の女性が高校生・未成年と知らなかった可能性は限りなく低いし、友人と2人で訪れていたのであればまさかわいせつ行為にいたるなど被害女性は想像もしていなかっただろう。しかも女子高生が『Rの法則』関係者だとするなら、山口は番組MCも務める芸能界の大先輩で、パワハラ的な要素もあったと考えなくてはならない。示談が成立し、すでに被害届けは取り下げられたとの報道もあるが、芸能界のパワーバランスのなかで、被害者に不当な圧力が加えられることがないよう注視が必要だろう。



 それにしても、相変わらず情けないのはメディアの対応だろう。山口のことを例によって「山口メンバー」なる珍妙な呼称で呼び、「爽やか」だの「やさしい」だのとその人柄をほめる始末だった。しかも事件が起きたのは2月で、書類送検も先週のことだ。しかし、この間メディアが報じることはなく、山口は事件のあった2月以降も、今朝の『ZIP!』(日テレ)まで、何食わぬ顔でテレビに出演し続けていた。とくに事件のきっかけとなったNHKはかなり早い段階から事件を把握していたはずで、おそらく被害者側との和解を待って、NHKが第一報を報じるという段取りがジャニーズ事務所との間でできていたのだろう。



 しかし、それでも今回は各メディアで事件が報じられているだけ、マシかもしれない。



●Hey! Say! JUMP中島裕翔の痴漢、嵐・大野の大麻疑惑を芸能マスコミは報じず



 今回の山口の強制わいせつは書類送検にまで事態が発展したため各メディアで事件が報じられているが、これまでジャニーズ事務所の所属タレントが引き起こしてきたわいせつ関連の不祥事は、ほとんどの場合、"なかったこと"として葬られてきた。ワイドショーやスポーツ新聞などの芸能マスコミがジャニーズの意向を受けそれらの不祥事を報じることがなかったからだ。



 最近でいえば、Hey! Say! JUMP中島裕翔による、一般女性への痴漢事件だ。



 これは「週刊文春」(文藝春秋)2016年5月26日号の記事で明るみになった。「週刊文春」によれば、その年の4月1日早朝、30代の女性会社員から「男性に路上で抱きつかれ、上半身をさわられるなどした」という110番通報があり、駆けつけるとそこには泥酔した中島の姿があったという。中島は警察署に連れて行かれ、任意の事情聴取まで受けた。



 この事件については、ジャニーズ事務所も「週刊文春」の取材に対し、事実を認めたうえで、「泥酔下とはいえ、このような事態になりました点について、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。本人も深く反省しております」と謝罪。その後、女性が被害届を出さなかったため事件化は免れたが、見知らぬ女性に抱きついたとなれば立派な痴漢行為である。



 だが、ジャニーズタブーのある大手メディアは「週刊文春」報道を一切後追いせず、完全に黙殺。どころか、その年の7月には、中島の主演ドラマ『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』(フジテレビ)が、なにごともなかったかのように放送された。ほかの芸能人なら、番組降板や謹慎は不可避、場合によっては芸能界追放に追い込まれかねない不祥事のはずだが、中島にはなんのお咎めもなかった。



 こういった話はまだまだある。そのひとつが、「週刊現代」(講談社)08年8月9日号が取り上げた、大野智のスキャンダル。記事によると、渋谷区のカラオケボックスで行われた「飲み会」で一緒になった女性二人と大野は、宴会中に回したジョイントで気分がよくなったのか、そのまま女性のうちの一人の自宅マンションで飲み直すことに。そこで大麻をやって3P状態になったという告白が参加者から語られた。この「週刊現代」報道が事実だとすれば、大麻取締法違反の疑いもあったが、これもまたワイドショーなどでは取り扱われることはなく、うやむやになって終わっていった。



●松本潤・葵つかさのスキャンダルが物語るジャニタレの女性蔑視体質



 ちなみに、犯罪行為ではないが、嵐といえば、櫻井翔と松本潤の二人も複数人での破廉恥な姿をスッパ抜かれている。「FLASH」(光文社)08年4月22日号には、彼らが少女と体を寄せ合っている写真が掲載された。記事によれば、それは櫻井、松本の二人がまだジュニアだった時代、当時アイドルグループに所属していた女の子二人と4Pにおよんだときに撮られたものだという。



 また「週刊文春」10年11月11日号には、櫻井以外の嵐のメンバー4 人がAV女優の女性と関係しひどい扱いをしたという衝撃的な記事も掲載されている。その女性は、当時、オーディション番組発の小室哲哉プロデュースによるユニットのメンバーだった。グループ解散後は、レースクイーンなどを経て、08年にAVデビュー。後に自殺により逝去しているのだが、彼女は前掲「週刊文春」で当時のことを証言し、松本に関しては「中学生のくせに大胆で、口の中に出されてけっこうビックリした」と告白をしている。また、二宮とは体だけが目当てのセフレのような関係であり、いきなり品川に呼び出されて公衆トイレで性行為を求められたりもしたという。



 本稿で紹介してきた事例が物語るように、こうしたわいせつ関連の不祥事がくり返されるのは決して偶然などではなく、ジャニーズ事務所のタレントが女性を「性のはけ口」として「モノ扱い」するような構造的な問題があると言わざるを得ない。



 それを端的に示したのが、「週刊文春」17年1月5日・12日号で報じられた、松本潤がAV女優の葵つかさと4年にもわたって浮気をしていたスキャンダルだろう。周知の通り、松本は井上真央と長年交際しており、これは葵にも井上にも手酷い裏切りと言わざるを得ないわけだが、ワイドショーは当然のごとくこのスキャンダルを黙殺。後追いするテレビ番組やスポーツ新聞は皆無だった。



 この報道で明かされた松本による葵の扱いは、「性奴隷」と表現しても言い過ぎではないほどひどいものである。



 交際が始まった当初、葵は松本と井上の関係を知らなかったが、後にネットの情報などで知り、一度だけ松本に井上の存在を問い質した。そのとき、松本は「それ以上、彼女のことを言ったら殺すよ」と返したという。



 また、2人はいつも松本が彼女を呼び出すかたちで逢瀬を続けていたというが、煮え切らない松本の態度にだんだんと関係が怪しくなり、葵のほうから「タクシー代くらい欲しい」と告げると、松本は「お金を払うような関係じゃないよね?」と返したと記事には書かれている。



●ジャニーズのタレントは刑事事件を起こしても「○○容疑者」とは呼ばれない



 この言葉を聞いて、葵は逆に「大事にされている」と嬉しく感じたというのだから、この関係がどれだけ泥沼化していたのかを伺い知ることができるが、それはともかくとして、タクシー代すら出し渋るとは国民的アイドルグループのメンバーらしからぬ態度である。



 葵が松本のマンションを訪れるのはきまって深夜で、しかも数時間後の明け方には部屋をあとにしている。一度はインターホンに反応がなく帰っており、4年に及ぶ交際にもかかわらず合鍵も持たせてもらえてないのだろう。いくら二股とはいえ、交際相手に対するものとは思えない扱いだ。



 実際、この関係について「週刊文春」記者にあてられた松本は、葵のことを「その人がわかんないんで」と切り捨てた。ようは、二股どころか、都合のいい"カキタレ"扱いして利用していたということだろう。



 さらに忘れてはならないのは、女性たちに対するこうした理不尽な体質に芸能マスコミも加担しているということだ。弱小プロダクションに所属するタレントの不倫スキャンダルにはまるで犯罪行為のごとく大騒ぎするのにも関わらず、ジャニーズのタレントについては犯罪まがいの不祥事であっても黙殺するかアリバイ的にストレートニュースで報じるだけという構図が続いている。



 どんな不祥事を起こしても(それがたとえ警察沙汰になろうとも)、大手メディアが報じないため、ジャニーズのタレントは批判にさらされることもなく、むしろ被害者である女性のほうが攻撃されるような状況を生み出し、その結果ジャニーズタレントたちは「何をやっても大丈夫」という意識がどこかにあるだろう。この構造が、ジャニーズタレントたちの不祥事をくり返させているのは明らかだ。芸能マスコミをめぐるこの理不尽な状況はいったい、いつになったら変わるのであろうか。



 山口達也の事件では、被害女性と出会った場とも報じられている『Rの法則』の放送休止が発表されたのをはじめ、出演番組の放送中止が相次いで発表されている。



 明日以降、ワイドショーなどが今回の事件をどのように報じるか。また被害女性に対して落ち度をあら探しするような卑劣な個人攻撃がなされないか、注視していく必要がある。

(編集部)


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  • 考え方によっては晒し者の刑か?(∪; ̄ω ̄)у―゜゜゜
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