宝塚歌劇団男子部の青春を描く舞台『宝塚BOYS』4度目の再演 4都市巡る

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2018年05月07日 19:31  CINRA.NET

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左上から時計回りに藤岡正明、良知真次、永田崇人、溝口琢矢、愛華みれ、山西惇
舞台『宝塚BOYS』が8月4日から東京・池袋の東京芸術劇場ほかで上演される。

同作は、1945年から1954年まで宝塚歌劇団に特設されていた「男子部」に焦点を当てた辻則彦の著書『男たちの宝塚 夢を追った研究生の半世紀』を原案に舞台化したもの。「明日の宝塚スター」を夢見てレッスンに励んだが、メインステージに立つことは、1度もなかった彼らの青春を描く。2007年に初演され、約5年ぶりの再演となる今回は「team SEA」「team SKY」の2チームによるダブルキャストで上演。

「team SEA」のメンバーは、良知真次、藤岡正明(青唐辛子)、上山竜治、木内健人、百名ヒロキ、石井一彰、東山義久(DIAMOND☆DOGS)、「team SKY」のメンバーは、永田崇人、溝口琢矢、塩田康平、富田健太郎、山口大地、川原一馬、中塚皓平(DIAMOND☆DOGS)。愛華みれと山西惇は両チームに属する。演出は鈴木裕美、脚本は中島淳彦が担当。チケットの販売は6月23日から開始する。

「team SEA」の良知真次は「この作品は、本当にあった、本当に起こった事実が元になっています。実際に当時在団されていた方にもご観劇頂きました。だからこそ大切に演じ、ご観劇下さるお客様に大切にお届けしたいと思います」とコメント。

また「team SKY」の永田崇人は「25歳という自分的には節目の歳にこの作品に出演出来る事をとても嬉しく思います。そして、自分の今を全力でぶつけられる作品になると思うので、大きな成長の場に出来るよう頑張ります!」と述べている。

■辻則彦のコメント
「男子禁制」の宝塚歌劇団に男子部があった!これは本当にあった話である。1945年から1954年までの9年間、4期にわたって歌劇団に特設された男子部に在籍したのは25人。
2007年の「宝塚BOYS」初演、男子部に在籍していた25人のうちの5人がその舞台を観劇。「自分たちの夢を叶えてくれた!」と喜びを確かめ合い、さらに友情を深めた。その後も、再演を重ねるたびに客席に彼らの姿はあったが、残念ながらその数はだんだんと減っていった…。そんななか、いまは91歳を筆頭に3人が元気に暮らしている。男子部を去った後に自らバレエ団を起ち上げ、数々のスターを生み出した人、数年前までは舞台に立ち、生涯を演劇に捧げた人。180センチを超す長身を生かして映画俳優に転身し、引退後はおだやかな余生を過ごしている人。歩んできた道はさまざまだが、いまの時代に「貴重な体験」を語り継いでいる。

■良知真次のコメント
今回の出演が、『宝塚BOYS』の2度目の出演になります。良知真次です。
この作品は、本当にあった、本当に起こった事実が元になっています。実際に当時在団されていた方にもご観劇頂きました。だからこそ大切に演じ、ご観劇下さるお客様に大切にお届けしたいと思います。それが今回のメンバーに選んで頂いた責任だと思っています。上手い下手ではない。劇場で生まれる感動を是非五感で感じて頂けたらと思います。

演出の鈴木裕美さんとは、前回の『宝塚BOYS』で初めてご一緒させて頂きました。以降いくつかの作品でご一緒させて頂きましたが、大好きな演出家の先生の1人です。そしてコワイです(苦笑)でもこんなにもお芝居を愛して、作品を愛して、妥協しない。身を削る思いで作品を作って下さる裕美さんと、またご一緒できることが役者としてとても幸せです。
良い意味で前回の記憶は無くして、新しい作品を、新しいメンバーで作りたいと思っています。

僕自身があれから、宝塚歌劇団の振付を実際にやらせて頂きました。
実際、宝塚の稽古場に入った時に感動し震えたのを覚えています。
そして宝塚のスターさんとも1つの作品を作りました。宝塚の方々の華!努力!にも感動しました。その経験があるからこそ、また違う目でこの作品に正面から挑みたいと思います。『清く・正しく・美しく』一生懸命、魂を込めて演じます。是非!ご期待下さい。

■永田崇人のコメント
今回、『宝塚BOYS』に出演が決まり、とても嬉しかったです。過去5作品に出演されているキャストの皆様が素敵な方々ばかりで、自分もそんな風になれるように頑張るぞ!という気持ちですが、少しプレッシャーも感じています。

作品の印象は“青春”ですね。DVDで拝見したのですが、作中の男達がひたむきに一生懸命に夢を追いかける姿に感動し共鳴しました。

そして、演出の鈴木裕美さんは、以前からずっとご一緒させていただきたいと思っていたので、とても嬉しかったです。
いつもハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズで共演している、康平さんや一馬くんとまた今回も共演できることも楽しみです。そして、今回ご一緒する2チームの素敵なキャストの方々の技術をたくさん盗みたいです(笑)

25歳という自分的には節目の歳にこの作品に出演出来る事をとても嬉しく思います。そして、自分の今を全力でぶつけられる作品になると思うので、大きな成長の場に出来るよう頑張ります!
僕たちと一緒に夢をみてください!劇場でお待ちしてます!
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