J CASTニュースによると、女優兼モデルの本田翼(25)が約1ヵ月前に語った「割り勘」についての自説が、ネット上で女性を中心とし、現在でも賛否を呼び続けている……らしい。
発端は本田が2018年3月30日、ラジオ局J-WAVEの番組『AVALON』に出演したときのこと。この日のテーマは「モテとドン引きの境界線! 割り勘のマナー」──そこで本田が以下のようなコメントをなされた……のだそう。
「私は払いたいですね。対等でいたいというか」(と割り勘派を主張。同年代の男性と食事をする際は、なるべく割り勘で済ますという)
(彼氏との食事も同様で)「奢ってもらうことで愛を計るんじゃないと思うんですよ。常に私にお金を使うことが、果たしていいのだろうか(と考えてしまう)」
(では、どんな場面だったら奢ってもらうのか?)「5000円出して、あ、大丈夫って言われたら収めます。でも出したいので必ずお金は財布から出します。感謝したいのでトイレに行っている間に払ってもらうより目の前で見ていたいですね」
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いったい、この本田発言のどこのどのへんがツッコミどころになるんだろう……最初、同記事を目にしたときはサッパリわからなかった。が、ネット住民の皆さまの逞しくて旺盛なクリエィティビティは私の想像のはるか上を行き、どうやら
「まあ稼いでいるであろう人間の意見ですし」
「可愛い子が男ウケコメントやめろ」
「『サバサバしてる私』に酔ってる感」
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……みたいな論調であるようだ。
個人的な意見を言わせてもらうと、私は別に本田の“割り勘に関する考え方”に同意したいとも異を唱えたいとも思わない。ただ、「なるほど、こういう考え方もあるのか…」と、私を一つお利口にしてくださった独自の視点に感心しただけ……であった。
つい先日、とある合コン的な飲み会で隣に座っていた知人男性と、こんなやりとりを交わした。
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隣の男性「ゴメスさんは女子に奢る派?」
ゴメス「ん? ケースバイケース…かな?」
隣の男性「そりゃあかんやろ! やっぱ女子には絶対奢らなきゃ!!」
ゴメス「そう? お金いっぱい持ってるほうが払えばいいんじゃないの?」
隣の男性「年上なのに?」
ゴメス「うん、年上なのに」
もうすぐ還暦を迎える50代半ばの私は、飲みや食事の席でたとえ同席している女性が20代、娘でもおかしくない年齢差であっても、仮にその彼女がたくさん稼いでいる女性ならば、割り勘、あるいは全額奢ってもらうことに躊躇しない自信がある。50代の男性すべてが加齢に比例して収入も高いわけではないのだし、逆に20代の女性が必ずしも安月給で財布の中身がピーピー状態だともかぎらない。
要は「男女のどっちが奢るか・奢られるか、それとも割り勘にするか」に正解はない……ということで、なにより大切なのは「相手の女性が支払いに対してどのようなポリシーを持っているのか」「相手の女性の金銭感覚と経済状況はどの程度のものなのか」を2時間から3時間の会話中から精確に見抜き、それにフレキシブルかつ速やかなかたちで迎合することができる順応能力なのではなかろうか?