同社は5月17日に関係者向けのイベントを開催。会場内に扇風機「The GreenFan」を設置し、老舗カレー店「デリー」と協業した「バルミューダ ザ・カレー(BALMUDA The Curry)」を、炊飯器「バルミューダ ザ・ゴハン(BALMUDA The Gohan)」で炊いたご飯と寺尾社長の考案によるオリジナルトッピングで振る舞うなど、ブランドの世界観が体感できるコンテンツを展開した。
近年ではキッチン家電「バルミューダ ザ・トースター(BALMUDA The Toaster)」をはじめとするキッチンシリーズを中心に話題を集めているが、イベントの開催やタブロイド紙の発行、毎月サイト上でのレシピ配信など、製品だけではなく生活にまつわるサービス面も強化している。すべての取り組みに共通するのは「面白さ」。寺尾社長自身もディレクションに加わりストーリー性を重視しながら使用シーンまで想定し、機能やデザインだけではなく商品コンセプトをバルミューダブランドの支持につなげてきた。「この"面白さ"にかける情熱は他の企業には負けない」と寺尾社長は自負する。
秋口に発表を予定している新製品についても同様。またキッチンシリーズの新作として以前から計画されているコーヒーメーカーは、開発を進めている段階だという。バルミューダを生活シーンを豊かにする"道具屋"と位置付ける寺尾社長は「まだ具現化できていないものもある」としており、アイデアは尽きないようだ。