堤真一がJ・マンビィと再タッグ イプセン戯曲『民衆の敵』11月上演

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2018年05月29日 17:41  CINRA.NET

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左上から時計回りに堤真一、安蘭けい、谷原章介、大西礼芳、木場勝己、大鷹明良、外山誠二、段田安則
舞台『民衆の敵』が11月29日から東京・渋谷のBunkamura シアターコクーンで上演される。

ヘンリック・イプセンが1882年に発表した戯曲『民衆の敵』は、温泉の発見に盛り上がるノルウェー南部の海岸町を舞台にした作品。医師のトマス・ストックマンは、温泉の水質が汚染されていることを突き止め、真実を伝えるべく民衆集会を開くが、そこで彼は「民衆の敵」と烙印を押されてしまうというあらすじだ。ノルウェーからアメリカに渡った同作はアーサー・ミラーによって翻案され、ブロードウェイなどで上演されてきたが、今回の公演では新たに戯曲を翻訳して上演される。

正義を志すばかりに次第に「民衆の敵」となり、家族との幸せも危ぶまれていくトマス役に堤真一、トマスを支え続ける妻カトリーネ役に安蘭けい、新聞の編集者でご都合主義のホヴスタ役に谷原章介、トマスとカトリーネの娘で教師のペトラ役に大西礼芳、カトリーネの養父で水質汚染の原因である製革工場の主モルテン・ヒール役に外山誠二、住宅所有組合の会長で印刷屋のアスラクセン役に大鷹明良、トマスの唯一の理解者であるホルステル船長役に木場勝己、市長、警察署長、温泉管理会会長を務めるトマスの実兄ペテル・ストックマン役に段田安則がキャスティング。演出は2016年の『るつぼ』以来、約2年ぶりにシアターコクーンに登場するジョナサン・マンビィが手掛ける。堤とマンビィは今回で2度目のタッグとなる。

なお同公演は『DISCOVER WORLD THEATRE』の第4弾で、Bunkamuraの開館30周年を記念した公演の第1弾。7月から行なわれるBunkamuraの改修工事後初の上演となる。チケットの販売は9月を予定。また12月下旬には大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。
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