F・オゾンの18禁作『2重螺旋の恋人』予告　双子の精神分析医との危険な関係

映画『2重螺旋の恋人』のポスタービジュアルと予告編が公開された。

同作は、アメリカの作家ジョイス・キャロル・オーツの双子をテーマとした短編小説『Lives of the Twins』をフランソワ・オゾン監督が翻案したもの。主人公クロエが、容姿は同じで中身は正反対の双子の精神科分析医ポールとルイとの禁断の関係にのめり込んでいく姿を官能的に描く。原因不明の腹痛に悩まされるクロエ役にマリーヌ・ヴァクト、クロエと心理的にも肉体的にも激しい駆け引きを演じる双子の精神分析医役にジェレミー・レニエがキャスティング。

予告編では、穏やかで誠実な恋人ポールと、姿形や声は同じだが傲慢で挑発的なルイによる精神分析を受けるクロエの姿や、名字が違うポールの古いパスポートをクロエが見つけてしまう場面、クロエがポールとそっくりな男性を見かけたことに対してポールが「人違いだ」と言うシーンなどが確認できる。ポスタービジュアルには、「私が愛した男は、何者なのか。」というキャッチコピーと共に双子の精神分析医とのカウンセリングの様子が写し出されている。公開は8月4日。