連続ドラマ『この世界の片隅に』遊女役に二階堂ふみ、初恋の相手に村上虹郎

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2018年06月04日 19:13  CINRA.NET

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二階堂ふみ
7月からTBSで放送される連続ドラマ『この世界の片隅に』の追加キャストが発表された。

こうの史代の漫画『この世界の片隅に』は、第二次世界大戦中の広島を舞台に絵を描くことが好きなすずと、すずの夫・周作らを中心に描いた作品。2011年には北川景子主演でテレビドラマ化、2016年にはアニメーション映画化され、すずの声をのんが演じた。今回の連続ドラマ版では、すず役を松本穂香、周作役を松坂桃李が演じるほか、これまでに尾野真千子、田口トモロヲ、伊藤蘭、伊藤沙莉、土村芳、久保田紗友らの出演が発表されていた。脚本は岡田惠和、音楽は久石譲が担当。演出は『カルテット』『逃げるは恥だが役に立つ』などの土井裕泰。

新たに出演が発表されたのは、すずと奇妙な友情を育むことになる遊郭の遊女・白木リン役の二階堂ふみ、すずの幼なじみで初恋の相手である水原哲役の村上虹郎、不器用なすずの優しさを誰よりも理解し、陰ながら見守り続ける祖母・森田イト役の宮本信子。さらにすずの母・浦野キセノ役を連続ドラマ出演は約25年ぶりとなる仙道敦子、すずの父・浦野十郎役をドロンズ石本(ドロンズ)、すずが嫁いだ北條家の隣に住む刈谷幸子の母・刈谷タキ役を木野花、北條家の近くに住む堂本志野の祖父・堂本安次郎役を塩見三省、幼少期のすず役を新井美羽、周作の姉・径子の娘・晴美役を稲垣来泉が演じる。

二階堂ふみは「当たり前が当たり前でなかった、悲しく寂しい時代に、私達と同じ人間が、懸命に生きていたことを感じる作品にできたらと思います」、村上虹郎は「こんな素晴らしい作品を実写ドラマ化と共によりたくさんの人に届けられること、そして水原哲という役を演じられることがとてもうれしいです」、宮本信子は「私が演じるイトは明治生まれで、その時代を生きた人。ごくごく普通の人がその人なりに一生懸命生きてきた、その“なり”を芝居に活かしていきたいです」とそれぞれコメント。

■二階堂ふみのコメント
生と死を身体で感じる日々の中に生きていた人々の暮らし。食べる寝る、誰かを愛し、今日を紡いで明日がある。
当たり前が当たり前でなかった、悲しく寂しい時代に、私達と同じ人間が、懸命に生きていたことを感じる作品にできたらと思います。

■村上虹郎のコメント
都内では連日満席で観れていなかった映画版を、運良く別府の劇場で観ることができました。
劇中で幾度と鳴る空襲警報に子どもが“警報飽きた〜”と言うんです。
その言葉がずっと脳裏に残っています。
こんな素晴らしい作品を実写ドラマ化と共によりたくさんの人に届けられること、そして水原哲という役を演じられることがとてもうれしいです。
ご期待ください。

■宮本信子のコメント
この作品は以前から素晴らしい物語だと思っていました。今回、岡田惠和さんの脚本、土井監督の演出で連続ドラマ化されるということで、出演させていただくことになりました。
私が演じるイトは明治生まれで、その時代を生きた人。ごくごく普通の人がその人なりに一生懸命生きてきた、その“なり”を芝居に活かしていきたいです。すずを演じる松本穂香さんは前から知っているので、自然に孫とおばあちゃんみたいな空気感でやっています。お客様がどのように感じてくださるか楽しみです。
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