小栗旬が平手友梨奈と初共演 映画『響 -HIBIKI-』で芥川賞目指す小説家役

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2018年06月05日 14:31  CINRA.NET

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『響 -HIBIKI-』 ©2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 ©柳本光晴/小学館
9月14日から全国東宝系で公開される映画『響 -HIBIKI-』に小栗旬が出演することが明らかになった。

原作は『マンガ大賞2017』を受賞した柳本光晴の漫画『響〜小説家になる方法〜』。15歳の天才女子高生小説家・鮎喰響が、有名作家や記者、売れない小説家らに影響を与え、文学の世界に革命を起こしていく様を描いている。主人公・響役を演じるのは、映画初出演で主演を務める平手友梨奈(欅坂46)。響の才能を見出す若手編集者・花井ふみ役を北川景子、自身も小説家を志しながら響の才能との差に苦しむ文芸部の部長・祖父江凛夏役にアヤカ・ウィルソンがキャスティングされている。監督は月川翔、脚本は『とと姉ちゃん』や『TIGER & BUNNY』などの西田征史が手掛ける。

小栗旬の出演が演じるのは、『芥川賞』を目指す小説家・山本春平。『芥川賞』候補に3度ノミネートされながらも受賞を逃し、経済的に苦しい生活を強いられながらも4度目のノミネートに執念を燃やすという役どころだ。平手とは同作が初共演、月川監督とは映画『君の膵臓をたべたい』以来のタッグとなる。

撮影は4月下旬から始まり、6月1日にクランクアップ。映画の現場に初参加となった平手は、「クランクイン前は、初めての映画ということで、『無事に終われるか』という不安もありました。でも、共演者やスタッフの方が“鮎喰響”として接してくれたこともあり、お芝居をしているという感覚があまりなく、普通でいられました」とコメント。また小栗は「演じた山本は個人的に背負っている思いが沢山あり、相当の情熱を捧げて小説を書いている人なので、それが崩れてしまったら、辛く悲しい人というイメージでした。この作品は、自分たちも生きながら感じている『本当はこうしたいのに、こうしてはいけないよな』ということに関して背中を押してくれると思います」と述べている。

■小栗旬のコメント
演じた山本は個人的に背負っている思いが沢山あり、相当の情熱を捧げて小説を書いている人なので、それが崩れてしまったら、辛く悲しい人というイメージでした。この作品は、自分たちも生きながら感じている「本当はこうしたいのに、こうしてはいけないよな」ということに関して背中を押してくれると思います。今回初めて共演した平手さんは、響という役柄があると思いますが、思っていたよりも、すごく“普通”な感じがしました。色々なものを背負いながら頑張っている方だと思うので、それが響という役にマッチして、肝の据わっている10代だなと思いました。また、月川組の雰囲気は『君の膵臓をたべたい』の時とあまり変わらず、皆が監督のために何かしようとか、監督を盛り上げようというムードが漂っていて素敵な現場だと思いました。

■平手友梨奈(欅坂46)のコメント
クランクイン前は、初めての映画ということで、「無事に終われるか」という不安もありました。でも、共演者やスタッフの方が“鮎喰響”として接してくれたこともあり、お芝居をしているという感覚があまりなく、普通でいられました。響という役の性格や行動に共感する部分はありましたが、演じる上では、身長を小さくしたかったです。誰に聞いても無理だと言われてしまいましたが(笑)小栗さんは撮影の合間に気さくにはなしかけてくださるなど、とても優しい方でした。山本という役を自然体で演じていらっしゃるように感じました。月川監督には、響のセリフについてなど相談することもありました。撮影以外の時間では子供のような一面もお持ちでした(笑)この作品を観て、どう感じるかは人それぞれになると思いますが、小学生から大人まで多くの方に楽しんでいただける作品になったと思います。

■月川翔監督のコメント
今回の映画は主人公の響を誰がどう演じるかが最大の肝だと思っていました。それを16才の平手友梨奈が、初主演で堂々とやり遂げてくれた。響役に期待していた最高到達点に辿り着いてくれました。いざ始まってみると、平手友梨奈は響で居ることのほうが自然体に見えるほどで、驚きの速度で成長し、あっという間に魅了されてしまった。現場で僕に迷いが生じたときにも、響ならきっとこうする、とアイデアを提案してきてくれたり。たくさん救ってもらいました。クランクアップの日、別れ際にポツリと「…まだ響でいたい」とつぶやく平手さんをみて、この時期にしか撮れない大切な瞬間を映画に残せたんだなぁという感慨が湧き、胸がいっぱいになりました。
そして小栗旬は。言うまでもなく最も信頼している俳優です。台本を送って数日もしないうちに電話をもらい、スケジュールも分からない段階でまず「やりたい」と言ってくれたこと。飛び上がるほど嬉しかった。そして期待通り今回も作品のクオリティを引き上げてくれました。
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