安藤政信が被写体の依頼に揺れる写真家役 矢崎仁司監督のR18作品、新写真

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2018年06月07日 19:41  CINRA.NET

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『スティルライフオブメモリーズ』ポスタービジュアル ©2018Plaisir/Film Bandit
映画『スティルライフオブメモリーズ』のポスタービジュアルと新たな場面写真が公開された。

7月21日から公開される『スティルライフオブメモリーズ』は、フランスの写真家アンリ・マッケローニとその愛人が過ごした2年間の話に影響を受けて企画された、矢崎仁司監督の最新作。妊娠中の恋人・夏生を持つ写真家・春馬の写真展に訪れた美術館のキュレーター・怜が春馬の写真に心を奪われ、自身を撮影するよう依頼し、2人が撮影を通じて徐々に惹かれ合っていくというあらすじだ。原作となった『映像要理』の著者・四方田犬彦も出演している。

公開された場面写真には、安藤政信演じる春馬が永夏子演じる怜を撮影するシーンや、2人が暗室で写真を現像する場面、松田リマが演じる夏生と怜がボートに乗っているシーンなどが写し出されている。ポスタービジュアルには、「あなたの写真になりたい。」というキャッチコピーが確認できる。なお同作はR-18指定の作品となっている。

■安藤政信のコメント
僕が演じた春馬という役は、写真家です。
普段、自分も役者として被写体になることもあれば、写真家として撮影する側になることもある。
どちらのときも常に意識しているのは、相手との“距離”です。
特に自分が写真を撮るときには、被写体とどう距離を保っていくかを考えているので、春馬の“心の揺らぎ”には、同じ写真家としてとても共感しました。

矢崎仁司監督とは『ストロベリーショートケイクス』以来のお仕事になりました。
僕は矢崎監督の作品はすべて、監督の分身だと思っています。
『スティルライフオブメモリーズ』の、思い悩み、気持ちを伝えられずにもどかしさを抱える春馬の姿は、監督そのもの。
また、監督の綺麗な心が、映像美となって表れていると思います。

そして何より、矢崎監督の魅力は、作品に対する「この映画を成立させたい」という強い気持ち。
だから僕も撮影中、監督の心が高揚するために自分はどう在るべきかを常に考えていました。
ぜひ劇場で体感していただきたいと思っています。

■矢崎仁司監督のコメント
安藤さんから、こんな素敵なコメントをもらうと、何も言えないよ。
『ストロベリーショートケイクス』以来の再会で、また安藤さんの纏う空気を映し撮れる日々は、幸せでした。
私の大好きな俳優は、みんな濡れていたし、濡れた男は美しい。

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