ブスキャラから2位に躍進! SKE48「須田亜香里」から学ぶべきビジネス術

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2018年06月26日 01:00  citrus

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出典:「須田亜香里オフィシャルサイト」より

6月16日に開催された『第10回AKB48グループ世界選抜総選挙』で、昨年の6位から2位にまで躍進したSKE48の須田亜香里(26)について、もはやメイン購買層は50代とも60代以上とも囁かれている夕刊フジが、こんなことを書いていた。

 

「AKB総選挙2位・須田亜香里 サラリーマンが見習うべき“ブスキャラ”からの“逆襲力”」……なるタイトルの記事で、

 

“ブスキャラ”のレッテルを貼られながらも“神対応”で(2位まで)登り詰めた。コンプレックスを力に変えた彼女。ビジネスマンが見習うべき存在かも。

 

……なんて風に、冒頭から煽りを入れている。が、よほどヒマなcitrus読者サマだけに↑をクリックして全文を読んでもらいたいのだけれど、コイツがもう笑ってしまうくらいに最初から最後まで、あまりに内容がペラっペラで薄すぎなんである。要は、

 

「アイドルグループにいながらデビュー以来、自分の“おブス”にコンプレックスを抱えていた須田だが、だからこそステージでは全力のパフォーマンスをみせ、握手会ではファンへの“神対応”に徹し、ひとり一人の特徴を覚える努力をしたことで『握手会の女王』と言われるほどに成長した。」

 

……つまり、「コンプレックスをエネルギーに変えろ」「地道に頑張り続けていたら、いつか良いこともある」みたいなことを言いたいんだろう。しかし、そのありきたり極まりない教訓といい、「仕事や人間関係に悩むビジネスマンがいたら、須田の生きざまを見てほしい」といった投げやりな〆といい、潔いほどビジネスマンにとって、なにひとつ役に立たない原稿となり果ててしまっている。なので、今日はこの私が「ビジネスマンは須田亜香里のどこらへんを学習すべきなのか?」を勝手に補足しておこう。

 

じつのところ、私は、まだ結成してまもないころのSKE48の連載ページを週刊SPA!で2年近く担当していたため、当時は月に二度のペースで名古屋まで足を運んでいた。そこで、もちろん須田をも含む多くの(初期)メンバーたちと散々顔を合わせてきたわけだが、そんななかでも、たしかに須田には、他のメンバーとはひと味違った印象を私も抱いていた。撮影やロケやインタビューを行う直前、そのメンバー内に(本来、決してゴメス的にはタイプじゃない容姿の)須田の名前があったら、心なしかホッとしたのだ。

 

まず、どんな無茶を強いても彼女は嫌な顔一つ見せず、いつもニコニコと元気よく応じてくれる。これは本当に助かった。それに大半のメンバーが私のことを「ライターさん」と呼ぶのに対し、彼女だけは出会ってからかなり早い段階で「山田さん」と呼んでくれた。こういうのって、けっこう嬉しいじゃないですか。嬉しいから、須田のことを書くときは、おのずとペン(キーボード)にもいっそう力が入っていた……ような気もする。握手会で「女王」として君臨する彼女ならではの象徴的なエピソードだと言えよう。

 

あと、自分の容姿を「奢りすぎず卑下すぎず」、客観的かつ冷徹にジャッジし、その上で「ブスキャラ」を自認できているのも大きな“勝因”なのでは……と私は考える。自分のことを“客観的”に「ハンサム」だとジャッジしたなら、それを鼻につかないバランスでアピールし、周囲の女性を味方につけるなり、味方についた女性を他の男性に還元するなりすればいいし、“客観的”に「ブサイク」だとジャッジしたなら、その不具合なパーツを的確に把握し、愛嬌・親近感を感じることができる演出法を見いだせばいい。

 

結論を申せば「短所を補うのではなく、その短所を余りある長所に変える」ことこそが、須田亜香里から学ぶべきビジネス術なのではなかろうか? やはり、いささか凡庸ではあるのだけれど……(笑)?

このニュースに関するつぶやき

  • ひらがなけやきの高瀬もブスキャラで売れば良いのに。あんな怖い顔したやつが果たして坂道グループにいて良いのか(¬_¬)そんな事言えばモー娘。の加賀もブスキャラで売れよとか言われそうだが( ̄▽ ̄)
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