使い終わったら、あとは生ごみとしてゴミ箱にポイッと捨てるだけ……。だけど実は市販の洗剤やお掃除グッズに引けをとらない優秀なお掃除アイテムとしての側面を持っている食べ物をご存知ですか? 今回は卵の殻、みかんの皮、お米のとぎ汁の活用法をご紹介します。
■卵の殻は優秀な「研磨剤」に!
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卵の殻の硬さは、汚れ落としにちょうど良い硬さです。細かく砕いてコンロや鍋の頑固な汚れにつけてスポンジでこすると汚れがとれますし、細かい部分は手で卵の殻を持って磨くと、さらにきれいになります。ただし、コンロの溝の近くを掃除するときは、溝に卵の殻が落ちてしまう可能性があるので、溝は避けてください。
また、水と一緒に砕いた卵の殻を水筒に入れて一緒に振ると、普段は手が届かない部分の汚れを卵の殻がこそげ取ってくれます。実際やってみると、1リットル入り水筒の奥の茶渋汚れがだいぶ取れました。
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■みかんの皮は「みかんワックス」に!
みかんの皮を煮詰めてワックスを作り、布に含ませて床を磨けばワックスになります。このワックス、しつこい油汚れを落とすのにも効果を発揮しますので、ぜひお試しください。
【みかんワックスの作り方】
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材料:水、みかんの皮2個分
水200ccに対し、みかんの皮2個分位をちぎって鍋に入れ、15分ほど煮ます。冷めたらざるでこし、スプレー容器に入れて、出来上がりです。
※保存料が入っていないので、2週間ほどで使い切るようにしてください。
出来上がったみかんワックスは、薄いオレンジ色になりました。床にスプレーをふきつけてから拭き取ったところ、みかんの香りが広がりました。掃除だけでなく癒し効果もありそうです。
みかんの皮は、他に2つ、便利な活用法があります。1つはみかんの皮を使った落書き落とし。みかんの皮の黄色い方を油性ペンの落書きに擦りつけると、汚れが落ちます。実験としてプラスチックのペン立てに油性ペンで落書きしたところ、見事に取れました。
もう1つは、電子レンジのにおいとり。みかんの皮1個分を電子レンジに入れて1分ほど加熱するだけ。加熱後は、ほのかにみかんの香りがしてきました。我が家はオーブンレンジなのですが、肉や魚を焼いた後においがとれずに困っていたので、次回からはこの方法を実践したいと思います。
■お米のとぎ汁は、「拭き掃除」に!
普段は捨ててしまっているお米のとぎ汁が拭き掃除に使えるんですよ。やり方は簡単。とぎ汁をつけた雑巾を固く絞って、フローリングや畳の拭き掃除をするだけです。米ぬかに含まれた成分が界面活性剤の働きを持っており、水拭きよりもしっかり汚れを取ってくれます。洗面台などのお掃除にも使えます。
いかがでしたか? 卵、みかん、お米はみなさんの台所でもよく使う食材ですので、ぜひ一度、ご紹介した方法をお試しください。