Aqours、Roselia、LiSA……『FNSうたの夏まつり』アニソンファンにとっても注目のポイントは?

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2018年07月25日 16:02  リアルサウンド

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 アニソンファンにとって、猛暑以上に“熱い”一夜となりそうだ。本日19時よりフジテレビ系列で生放送される『2018 FNSうたの夏まつり』にて、Aqours、Roselia、LiSAらが出演する「アニソン・メドレー」企画が行われる。『2018 FNSうたの夏まつり』は、誰もが知っている夏のヒット曲や思い出の夏曲ばかりを集めた4時間半の生放送番組で、「アニソン・メドレー」はすでに定番化している人気企画だ。


参考:坂本真綾、花澤香菜、田所あずさ、petit milady、楠田亜衣奈……名曲揃い!アニソン最前線


 『ラブライブ!サンシャイン!!』のAqoursは1stシングル曲「君のこころは輝いてるかい?」を披露し、『BanG Dream!』のRoseliaは『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』から「魂のルフラン」をカバー。LiSAは『美少女戦士セーラームーン』の「ムーンライト伝説」を歌唱する。アニソンに詳しい音楽ライターの北野創氏に、今回の「アニソン・メドレー」の見どころを聞いた。


「『FNSうたの夏まつり』の「アニソン・メドレー」では、フジテレビ系列のアニメである『ドラゴンボールZ』の「CHA-LA HEAD-CHA-LA」や『ONE PIECE』の「ウィーアー!」など、誰もが知る懐メロのメドレーが披露される傾向があります。大人から子どもまでファミリーで楽しめる選曲は、この企画の長所といえます。


 一方で今回は、アニソンファンもしっかり楽しめるポイントが随所に散りばめられています。特に、Aqours、Roselia、LiSAは、今のアニソンシーンで最も売れているアーティストで、オリコンチャートでも上位に入る面々です。選曲も、それぞれ工夫が見られます。まず、Aqoursは他のアーティストがカバー曲を披露する中、デビュー曲の「君のこころは輝いてるかい?」を歌います。彼女たちは『ラブライブ!サンシャイン!!』から出てきたグループなので、その世界観を崩さないための選曲なのかもしれませんが、メドレーの中で新鮮で特別感のある一曲になりそうです」


 カバー曲を歌うRoseliaとLiSAの選曲にも、意味があると北野氏は続ける。


「Roseliaは、このような大型の音楽番組に出演すること自体が初めてで話題性がありますが、それに加えて「魂のルフラン」を歌うのがファンにとっては嬉しいポイントです。というのも、Roseliaは先輩グループであるPoppin’Partyのライブのゲストとしてステージデビューした経緯があり、その際に披露したのが同曲だったのです。ファンにとってはRoseliaを象徴する楽曲で、テレビ初登場で歌うにはうってつけです。


 LiSAが歌う『美少女戦士セーラームーン』の「ムーンライト伝説」は、世代を超えて愛される懐メロで、企画趣旨とも合っていますし、何よりLiSAは今年4月にリリースされた25周年トリビュートアルバム『美少女戦士セーラームーン THE 25TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE』でも同曲をカバーしています。歌番組では自身の持ち歌を歌うことが多いので、今回のパフォーマンスは貴重なものとなるでしょう」


 また、『サクラ大戦』など数多くのアニメに名曲を添えてきた作曲家・田中公平の現在の仕事を感じられるのも、アニソンファンにとって注目すべきポイントだという。


「8月から『ワンピース音宴(おとうたげ)〜イーストブルー編〜』というブラス・エンターテインメントが上演されるのですが、その舞台に出演するほかの役者さんとともに、小池徹平が『ONE PIECE』初代テーマ曲の「ウィーアー!」を歌います。この舞台の音楽監督と、「ウィーアー!」の作曲を手がけているのが田中公平先生です。そして、氷川きよしが『ゲゲゲの鬼太郎』第6シリーズのオープニング主題歌「ゲゲゲの鬼太郎」を歌うのですが、同曲の編曲も田中先生が手がけています。田中先生の仕事ぶりを感じながら鑑賞すると、音楽的にもより奥深く楽しむことができそうです」


 “夏の名曲”をテーマにした『2018 FNSうたの夏まつり』の選曲には、音楽ファンを唸らせる工夫も凝らされているようだ。(松田広宣)


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  • ご逝去またはご勇退された方以外は、本人出演がいいなぁ
    • イイネ!18
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